待望のカードゲーム、ヴァンガードがSwitchおよびSTEAM向けに発売されました!
3DS時代からシリーズ作として発売されてきておりますが、
前作「カードファイト!!ヴァンガードエクス」との違いや、システムまわりについて評価と共に紹介していきます。
【前作との違い】
スタンダードルールが変更
主にライドデッキ・ペルソナライド・新トリガーに関する新ルールが設けられました。
特にライドデッキのおかげで確定ライドが可能になったのが大きいと思います。

収録カードの違い
前作は約1300枚だったのに対し、本作は約1000枚と若干総数が減っていますね。
収録カードの範囲としては、
- 前作:2018年のスタートデッキから2019/9/6のカードまで
- 本作:2021年3月25日のスタートデッキから2022年5月13日までのカードが収録
オーダーカードの実装
こちらで内容を記載しています。
【良い点】
- カードバトルのテンポが良く快適
- 全体的にロードが早い
- 画面の切り替えやキーレスポンス周りがサクサク
- 前作とは全く違う環境なので新鮮
- 未所持カードの錬成が出来る
- お金が貯まりやすい
- 魔法や装備、フィールドカードのような効果を持った新カードが楽しい
- 最初から全てのデッキとパックが解放済み
- オンライン対戦で全国ランキングを競える
【悪い点】
- フルボイスではないため味気ない
【データ集】
- デッキの保存数:80まで
- スリーブの種類(DLC除く):53種
- プレイマットの種類(DLC除く):11種
- ゲーム内だけのオリジナルパック:6種
- カード種類:1000枚以上(レア度や仕様違いの同名カードも含むと総数2820枚)
【DLCは買うべき?】
レアカードセット01~09(8,800円)
こちらは、SP仕様のカードが手に入るDLCです。
SP仕様とはカードの効果説明文の背景枠がなく透過仕様のモノっぽいですね。
01から09までバラ売りもして、単品1100円とそこそこします。
これらは、ゲーム内のショップに売っているパックからも普通に手に入るため、
あくまでも序盤からデッキ構築がしやすくなるって感じですね。
なので正直、優先度は低いです。
追加カード解放パス(7,700円)
こちらはDLC「カード解放Vol.1~Vol4」がセットになったシーズンパスです。
単品では、各2200円です。
スリーブも特典で付きます。
- カード解放 Vol.1【D-BT06】「鳳竜焔舞」 配信日:2023年2月2日
- カード解放 Vol.2【D-LBT03】「リリカルモナステリオ~なつのおもいでっ!~」 配信日:2023年3月23日
- カード解放 Vol.3【D-BT07】「烈火翠嵐」 配信日:2023年6月1日
- カード解放 Vol.4【VG-D-SS03】「Stride Deckset Chronojet」 配信日:2023年6月29日
これらのカードは現在、ゲーム内には収録されておらず、ゲーム内収録カードよりも後に発売された
パックのため、購入する事でより最新に近い環境にアップデートする事が出来ます。
単純にカードの種類が増える事で、デッキ構築の幅も広がりますし、
単品で見てもそれなりの価格ではありますが出来れば買うべきDLCですね!
発売間隔が結構空き気味なので、そこまでモチベーションが維持出来ているか次第なところも。
【まとめ】
とにかく操作快適、バトルテンポ良し、デッキ編集もスムーズでストレスフリーです!
バトルでは、オプションからカットインやプレイの確認機能などをオフにすると
テンポがさらに良くなります。
最初のチュートリアルが分かりやすく初心者の方もしっかりルールを覚えながら遊ぶ事が出来ます。
慣れている方はスキップする事も可能なため、「チュートリアルめんでぇな・・・」
なんて事にはなりません。
細かいチュートリアル部分もタイトルメニューに戻る必要はありますが記載されていますので、
隅々までルールをしっかり覚える事が出来ます。
今のところ、目立った悪い部分が見当たりませんね。
会話のオート再生がデフォルトだと遅いのですが、設定で早く出来ます。
まぁフルボイスではなく、「あ〜」、「よろしく〜」とか一言しか発声しませんので、
あまりオート再生する意味はないですが・・・
カードゲームはADVの要素も強いし、キャラデザインも良いのでフルボイスが良かったですね。
あとバックログがないのも地味ではありますが個人的には欲しいです。
ストーリについては完全オリジナルであるものの、2021年4月から12月まで放送していたアニメ
「カードファイト!!ヴァンガード overDress」
のキャラも登場する模様。

前作からカードの種類と新効果が少し増えた程度かなと思ってたんですが~・・・
デッキ構築のレギュレーションルールがガラリと変わっており、
また遊戯王のように装備や魔法、フィールドカードのような効果を持った「オーダーカード」と
呼ばれる種類が新たに実装されています。
カードの種類も前作の収録カードよりも後に発売されたものが本作の収録カードに
なっていますので、ほとんどのカードが新カードです。
以上から、前作とは全く異なる環境でプレイ出来るため、
凄く新鮮な気持ちで遊べており楽しくてしょうがないです!
特にオーダーカードのおかげでデッキ構築の試行錯誤する楽しみが増えたし、
戦略性も大分増しています。
トリガーにおいては「超」という種類が追加され、奇跡の逆転を可能とするとんでもトリガーが追加されました。
デッキに1枚しか入れられない分、効果は折り紙付きです!
デッキ構築の面では、ライドデッキというサイドデッキのようなものが実装。
この新ルールのおかげで、グレードの高いヴァンガードが手札に中々来ず、ライド出来ない!
・・・という所謂ライド事故がなくなりました。
確実にグレード3のヴァンガードまで順当にライドしていく事が出来、ストレスが緩和されました。
ヴァンガードはトリガーとライド、2つの運要素が強く、
運5割だとか何割だとかとにかく運要素が強めなゲームだと言われています。
毎回、ライド事故やトリガー不幸に襲われ萎えて辞めちゃうガラスメンタルなんですが、
今回はライド事故がなくなったし、多少は運要素が減ってそうな気がします。
ゲーム内のオリジナル要素として「Dスキル」というものがあり、
装備する事で、トリガーを引きやすくなる・・・などと言ったスキルを習得していく事が出来ます。
全部で16種類あります。
それから、難易度も「易しい」があり報酬は減りますが相手に2ダメージ与えた状態から始まるため、
初心者の方でも運を味方に付けたり、楽しく遊ぶ事が出来るのでオススメです!




【プレイ動画】
チュートリアル編
チュートリアルのプレイ動画です。
ヴァンガードのルールを知らない方でも詳しく知る事が出来ます。
ダイジェスト動画
各シーンをダイレクトで編集しています。
ザックリとゲームの雰囲気を知りたい方に。
【新要素】
ペルソナライド

オーダーカード
オーダーカードは新しいタイプのカード。
大きく分けて3種類。その中でもいくつかに細分化されます。
例えば、ノーマルオーダーの中には「装備」というカテゴリの付いたタイプのカードも存在。
ブリッツカードは相手のターンで使う事が出来る魔法カードのようなもので、
相手の意表を突く事が可能。
戦略性はこれまで以上に!

ノーマルオーダー



セットオーダー


ブリッツオーダー


新トリガー(超)
「超」と書いてオーバートリガーと読みます。
まさかのパワー+1億にはビックリしました!
ただし、「守護者」による完全ガードは可能です。
さらに、ヴァンガードでアタックする時に発生するドライブチェック時に引くと、
超トリガーごとの追加効果が発動。



【システム詳細】
カード錬成
近年のカードゲームにはよくある機能ですね。
一定の枚数以上所持すると超過分は錬成ポイント(ここではCP)となって、未所持のカードや
1枚しかないカードを2枚、3枚と増やす事が出来るのでカードが集めやすく有難いです!
さらに運が良ければプレミアム加工のカードも手に入るとのこと。



デッキ編集
デッキは最大80まで保存出来るため、十分なボリュームかと思います。
もちろん、レシピ読み込みやデッキ名の変更など一通りの欲しい要素は実装されています。
キーワード検索やフィルター機能もあるため、目的のカードを探すのも特に苦労はしないかなと。



ショップ
最初から収録デッキやパックが全部解放されている他、
ゲーム内限定のオリジナルパックも確認する事が出来ました!
もちろん、スリーブやプレイマットの購入も可能。
オシャレに着飾りましょう!




オンライン対戦
オンラインではランクマッチとフリー対戦があります。
また、ローカルファイトでは友達などと対戦出来るほか、
パスワードファイトを利用すればネットを通じて遠く離れた特定の友達とも
対戦が可能。
ランク対戦では最大6つのランクに分かれています。
さらに最上位のマスターランク以外は、クラスがいくつか存在し、
勝利を重ねるごとにゲージが上昇し、クラスが昇格します。
最上位のクラスでゲージをMAXにする事で上位のランクに昇格が可能。
負けるとクラスは下がりますが、下位のランクに落ちる事はありません。
マスターランクでは、クラス制ではなくレートで競い合います。
全国ランキングも閲覧出来るようになっているため燃えますね!
設定かプロフィールだかで、デッキを公開するにしておくと全国ランキングから
そのプレイヤーのデッキを参考にすることも出来ちゃいます。


