ワンピースオデッセイ

RPG レビュー

【ワンピース オデッセイ】体験版配信開始!プレイ&評価

本日1月10日より、ワンピースオデッセイの体験版が配信されました!
対応機種は、【PS4/PS5, Xbox SeriesX|S】

なお、製品版は1月12日に発売予定
体験版のセーブデータは製品版へ引き継ぎ可能
体験版を最後までクリアすると、特典として「ゴールデンゼリー」が
製品版への引き継ぎ時に貰えます。


特典内容は消耗品ですね。ドラクエで言うところの「せかいじゅのは」。
んま〜、装備とかではないしゲーム内のショップで普通に買えそうなので、
特にこだわらなくても良さげ。

早速、体験版をプレイしてみましたので、評価していきたいと思います。
なお、この記事ではPS5版での評価になります。

【良い点】

  • グラフィックやキャラのモーションなど全体的にアニメの再現度が高い
  • ボイスシーンが多い(ストーリーはフルボイス)
  • 素材や宝箱の配置が多く、探索のしがいがあって面白い
  • 探索中や戦闘時のキャラ同士の会話が豊富
  • 合成や賞金首ハント、サイドストーリーなど遊び要素が多い
  • 倍速モードで戦闘テンポがアップ
  • 好きなキャラを先頭にして探索が可能
  • UIがお洒落

【悪い点】

  • 移動速度が遅くダッシュしても1.2倍くらいにしかならず意味がない
  • 戦闘時、どの敵を狙っているかパッと見分かりづらい

【PV動画】

11分程と長めのPV。
ゲームシステムがまとめられていて、ゲーム内の雰囲気とかが分かるので結構参考になります。

【各キャラ必殺まとめ動画】

【まとめ】

体験版のプレイ時間は少しゆっくりめで遊んで2時間ほど。
なので大体1時間30分~2時間程でクリア出来ると思います
体験版をクリアするとクリアデータのセーブに移行しますが、
以降は、セーブをロードして遊んだり出来ないので注意!
でも、体験版では制限がありすぎて素材採集したりレベリングしたり
出来ず1本道なので、基本的にやり込める事もなく問題ないとは思います。
セーブはいくつか可能なので、一度クリアしてもまたクリアすれば別スロットにデータが作れます。
難点はそれなりに時間が掛かるのにクリアするまで一切セーブ出来ない事・・・

さて、ここからゲーム内容に触れていきます。

冒頭は映画みたいな入り方をするのが凄く良いです!
普通に新作の映画を観ているような気分でした。
航海中に新しい島を発見するや否や、即ハプニングに巻き込まれ上陸する事になるのですが、
そのあたりの騒がしい展開がワンピースらしくて好きです。
とにかく序盤からワクワクさせられます。

ワンピースらしいヘンテコな生物がお出迎え



また、グラフィックがアニメ調でよく作り込まれているので、
キャラや背景含め、世界観の表現が限りなく原作に近いです。
アニメの世界を忠実に再現しており、冒険するのがとても楽しい。
公式でアドベンチャーパートを推しているだけはあるなと思いました。

パフォーマンスモード(fps優先)でプレイしてたのですが、
それでもグラフィックはかなり綺麗です。
アニメ調のグラフィックながらもロビンの服の皮部分や
ルフィのズボンの白いモコモコした部分、フランキーの肩部の金属などなど、
素材の質感の表現力が高いです。
また、fpsはかなり滑らかで60fpsは安定して出ていたかと思います。

グラフィックモードだとfpsは落ちますが、
さらにハッキリくっきりした描写になり、より綺麗な画面で楽しめます。
ただ、グラフィックモードだとカクカクとまでは言わないけど、
全体的にモッサリしたような描写になりfpsが結構落ちます。

ストーリーイベントはどうやらフルボイスみたいです。
その他、道中や戦闘中でもキャラ同士の掛け合いが多く、
ボイス付きなので、原作ファンとしてはかなり楽しめます。

ストーリーについては完全オリジナルですが、原作ありきのゲームなため
ワンピースのメンバーなどある程度知っている前提。
多少は原作を知らないとやはり最高には楽しめないかと。

探索パートではフィールドがかなり作り込まれており、
探索のしがいは十分にあります。
素材採取の要素もあって箱や樽を壊して手に入れたり、そこらへんに落ちていたりします。
採取ポイントは結構多いです。
またギミックの要素もあって、ルフィの伸びる腕を使って足場を飛び越えたり
鉄の扉はゾロでないと斬れないので、適宜ギミックに対応したキャラに交代しながら
探索する必要があります。

とは言え、体験版では制限が多く、目的地以外の場所へ行こうとすると止められたりと
自由に行動はさせてくれません。
ひたすら目的地を辿っていく1本道なので、体験版ではそこまで探索の楽しさは味わえないかも・・・
敵と戦う機会もそんなにないです。
製品版では流石にそのあたり大丈夫だとは思いますが。

戦闘については、各キャラの必殺の再現度が非常に高く、
毎回技を発動させる度に見惚れてしまうレベル。
モーションは文句なし。
バトルテンポについては途中で倍速モードが解放され、
それなりに快適にはなりますね。

オリジナリティの高いスクランブルエリアバトル(システム詳細で後述)については、
まだ体験版の時点ではそこまで醍醐味を感じる事が出来ませんでした。
それを除いては、基本的にオーソドックスなコマンドバトルって感じで特筆すべき点はないですが、
各キャラによって、スキルが特徴的で状態異常やバフデバフなど効果が豊富なので
戦略性はあって面白い印象でした。

しかし、体験版での範囲では難易度は全体的に緩めだと感じました。
雑魚戦もボス戦も苦戦することはなかったです。
このゲームは属性(炎や氷など)とタイプ(パワー・テクニック・スピード)の概念があって、
これらの相性で与ダメージ被ダメージが細かく変化します。
そのため、属性タイプゲーである事は間違い無いのですが、体験版ではそこまで意識しなくても
難なくって感じでした。
製品版では難易度が上がる事に期待したいですね
ちなみに難易度の選択はありませんでした。

後述するアクセサリーの装備やキューブを使ったスキル強化での
キャラカスタムは面白く、個人的には好きなシステム。
スキルの強化はいつでもリセット可能なので、状況に応じて
強化するスキルを変えたり出来るので融通が利いて良いですね。

その他、集めた素材を使って料理を作成したり、アクセサリー・アイテムの合成、サブクエストと言った
要素もあるのですが残念ながら体験版では、そこまで解放されません。
ゲームバランスの件もあるし、体験版の時点では正当な評価は難しいのですが、ポテンシャルの高さは感じました。
目立って気になるのは移動が遅いくらいですね、これは流石に修正して欲しい。

とりあえずRPGとして純粋に楽しめましたし、序盤のインプレションとしては高評価です!
原作ファンなら確実に楽しめるのではないでしょうか。

【システム詳細】

冒険(フィールド探索)

フィールドアクション

キャラ毎にフィールドスキルを持っています。
フィールドに存在するギミックに対応するキャラに切り替えることで、
離れた足場に移動したり、扉を壊したりして進んだりアイテムを発見したりする事が出来ます。
ちなみに落ちているアイテムや離れた場所にあるアイテムは、ルフィのゴムゴムのロケットでも
取得可能で、わざわざ採取地点の上まで移動して採取して・・・といった動作が必要ないので
わりと便利だったりします。

素材採取

画像内に見えている、キラキラするポイントや壺を壊して素材を入手する事が可能。

戦闘

スクランブルエリアバトル

バトルではいくつかのエリアが存在し、エンカウント毎に各エリアにランダムで
敵や味方が配置されます。
基本的に自分と同じエリアの敵しか行動が出来ず、その他のエリアの敵を攻撃する場合は
自分のエリアの敵を殲滅する必要があると言う仕組みです。
技によっては遠距離タイプもあって自分のエリアに敵がいても、その他のエリアに攻撃が可能。
また、敵を別のエリアに吹き飛ばすスキルもあったり。

例えば、あるエリアでは味方が1人vs敵複数の構図だと不利なので、
早く自分のエリアの敵を殲滅して援護しに行ったりとか、そう言った戦略要素に繋がってきます。

TP(テンションポイント)

スキルの使用に必要なポイント。
通常攻撃する事で溜まっていき、戦闘が終了しても持ち越される要素。
ボス戦前には満タンにしてから挑むって言う流れが鉄板になりそうですね。

属性とタイプ

キャラごとに属性(炎や氷など)とタイプ(パワー・スピード・テクニック)の耐性があります。
また、スキルごとにいずれかのタイプが必ず設定されていて、さらに属性付きのものもあります。
これらの要素で与ダメージ被ダメージが細かく変化するので、有利に戦うためには
属性とタイプの考慮が必要です。
攻撃時に敵のアイコンから使用スキルのタイプ相性の良し悪しが確認できたり、
スキルの選択時に属性的に有利なものは「week」と表示が出るので、非常に便利。

ドラマティックシーン

戦闘中、ランダムで「ナミが戦闘不能になる前に回復しろ」など、
ミッションが発生するのですが、これの事を指します。
ミッション達成すると有利なバフが付いたり、さらに戦闘終了時に
経験値にボーナスが付くのでかなり美味しいです。

フォーメーション

フォーメーションを設定しておく事で、
スクランブルエリアバトルでの配置がある程度操作できるみたいで効果が豊富。
状況に合わせて使いこなす事でより有利に戦えそうです。

荒くれ者

稀に出現する強敵。名前に「荒くれ」と二つ名が付いた敵には注意!

アクセサリーの装備

アクセサリーごとにステータス強化の効果を持っています。
アクセサリーはキャラボードと言うパネルのようなものに
セットする事で装備&性能発揮します。
アクセサリーごとにサイズや形が異なるのでパズルのように
試行錯誤しながら装備する必要があります。
アクセサリーはセット時に回転させる事も可能。
キャラボードはストーリーの進み具合で拡大していきます。

スキルの強化

スキルの習得は基本的には特定のボスを倒す事で覚えていくみたいです。
さらにスキルはキューブと言う探索時に見つかる貴重素材を使っての強化も可能。

キューブのかけらは1つセットするだけではダメで空きスロット全てにセットする事でようやく1レベル上がります
ゴムゴムの銃を1レベル強化、攻撃力が倍ほどに!

体験版では解放されない要素

キズナアーツ

「メモリーリンク」と言うサイドストーリーをクリアすると習得出来る連携要素。

キャンプする事で、以降の10戦に経験値ボーナスが付く要素。
宴特有のイベントシーンがあったりするのか気になるところ。

賞金首ハント

各世界に存在する賞金首を見つけて討伐するクエスト。
報酬が美味しそうですね。敵も強そうなので楽しみです。

ウソップファクトリー

フィールドで採取できる素材を合成して戦闘中に使用出来る、デバフアイテムを作成することが可能。
基本的にはボス戦に備えてって感じでしょうか。

サンジズキッチン

こちらもフィールドで採取した素材を使って、戦闘アイテムを作成する要素。
基本的な通常アイテムよりも効果が高いみたいです。

ロビンのミステリークラフト

アクセサリー同士を合成し、より強力なアクセサリーが作成出来るみたいです。

【ギャラリー集】



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