1月26日に発売される『魔界戦記ディスガイア7』の体験版が1月12日より配信されました。
セーブデータ引き継ぎありで、物語の2話まで遊ぶ事が出来ます。
早速、遊んでみましたのでディスガイア7の評価をしていきます!
※この記事ではPS5版での評価となります。
【新要素】
弩デカ魔ックス
戦闘中に様々な要素で溜まっていく「怒」ゲージをマックスにする事で発動出来るシステム。
弩デカ魔ックスを発動すると、そのキャラが規格外の大きさになり、ステージの外野へ移動し、
そこから攻撃を仕掛けたり出来ます。
んーボンバーマンで言うところの「みそボン」って言ったところでしょう!
弩デカくなると、通常攻撃範囲が物凄く拡大されたり、弩デカくなった敵も直接攻撃出来たりします。
使ってみた感じ、ステータスに変化は生じないものの通常攻撃が範囲攻撃になり、
さらにフィールドのどこでも攻撃指定出来るのが強力!
弩デカ時は流石に技は使えず、通常攻撃のみでしたがそれでも威力は絶大です。
さらに弩ビリティと言って、弩デカ時のみ発揮する弩ビリティ(パッシブスキル)も存在します。
これは、フィールドに存在する敵味方に効果を与えるためメリットにもデメリットにもなる可能性がありますが、
使いこなせると強力そう。
人型・魔物どちらでも可能で、ディスガイアシリーズのマスコットでもあるプリニーなら
投げた時に爆発する特性を敵味方に与えます。
持ち上げて投げると一撃で死んじゃう自爆系スキルです。
つまり全員がプリニー化する!?
そんなわけでロマンを感じますね。


アイテム転生
なんと、今回はキャラだけでなくアイテム・装備も転生を繰り返し、どんどん強くなっていくみたいです。
後述しますが、アイテム・装備ごとに保有する特性を継承させていくのがメインになりそうです!
自分だけの装備作成が出来ると言う事で楽しみで仕方ないです。



オンラインAI対戦
前作より初登場した「魔心エディット」と言うマクロ機能を利用して
世界中のプレイヤーとのランクバトルが楽しめます。
「魔心エディット」はキャラ毎に設定可能で、「誰が〜の時、何に対して〜をする」
みたいな感じでかなり細かい命令をAIとして組み込む事が出来ます。
FF12のガンビットシステムに近いです。
サブ要素としてはかなり作り込まれており、限りなくあらゆる場面に対応した
AIを組み込む事が出来て、凄くお気に入りのシステム。
理想の動きをしてくれるよう、何回も何回も試行錯誤するのが楽しかったです。
フリーバトルもあるようなので気軽に遊ぶことも出来て良いかと思います。
ランクバトルでは相手の軍団編成やレートが分かるので、相性の見極めが重要そう。


【前作(ディスガイア6)の反省】
ここで、前作のおさらいもしておきたいと思います。
- 最初からステータスの桁が多すぎて育成の楽しさ・実感が味わいにくかった
- キャラステータスが強すぎて、それに比べると装備による強化補正が乏しく装備をあれこれ付け替えたり、
育てる面白みがなかった。エンドコンテンツに入ると勿論、装備も超重要にはなってきますが。 - 魔心エディットがやりすぎた。一番の不評部分かと。
オート機能は便利でとても良いのではありますが、オートでステージ周回設定
も出来るため、極論寝ている間にとんでもない強さに育ちます。
また、ステージ攻略もAIが優秀すぎて操作の必要がないため終始画面を見つめるだけになってしまいました。
ただ、魔心エディット自体は抜群に面白いし、オート周回も時短出来たり便利なんですが、
それ故にもどかしい。
ここからはディスガイア7の評価です。
【良い点】
- 戦闘テンポの良さ(演出のオンオフ、倍速化など)
- キャラ、アイテム、技の育成や転生に豊富な強化要素があり、果てしない育成・強化を楽しめる
- 相変わらずディスガイアらしいギャグ満載のストーリー
- 魔ビリティによるビルド構築の幅の広さ
- ハクスラ要素が追加されている(後述)
- 邪心ガチャが楽しい
- ベースから一斉出撃が地味に便利
- 個人的にはシリーズの中でも特にキャラデザインが良い、初の和テイストが新鮮
- 魔ビリティの装備設定保存が20枠まで可能
- 魔物も投げられるようになり、より使いやすくなった(レシーブも出来ますが、人型と同じく投げが可能ただし持ち上げは不可)
- 投げた後でもキャンセルボタンで投げる前に戻れる(今までは投げると行動確定済になってしまっていた)
- ロードはほぼ皆無、フレームレート安定でグラフィックもかなり綺麗
【悪い点】
- 音声だけBGMやSEに比べて弱く音量の調整が面倒
- R2ボタンを押している時だけ戦闘アニメの演出をオンかオフにする設定がなくなっている。
ただ、R2ボタンを押すとその間だけ倍速化はしますし、常時倍速化設定も可能。 - システムが細かく複雑で数も多いので新規の方はとっつき辛いところも
【まとめ】
ディスガイア6で初登場した新システム(ドリンクバーやクラス熟練度の概念など)を一部引き継ぎつつ、
さらに新要素を取り入れ不評だった部分などを全体的にブラッシュアップした印象です。
まず、最初のキャラステータスが2桁と普通のSRPGらしくなり装備を付けるとその分確実に強くなるので、
装備の有り難みも感じればちゃんと育成している感がしっかり味わえます。
また、今回は魔心エディットはオンラインのみ?に限定されているようなので、
画面を見つめるだけの虚無ゲーではなくなりました。
オートは便利だし、前作になれた方は本作では手動操作が必要なため、面倒に感じる人もいるかと思いますが、
本来のあるべきかたちに落ち着いてくれてなんだかんだ手動スタイルが一番楽しめています。
この時点でかなり高評価だし実際楽しすぎます。
さらに、今回はアイテム・装備の転生やハクスラ要素にガチャなど面白いシステムも
導入され、より育成が楽しめそうです。
アイテム・装備には必ず固定のプロパティ(所謂パッシブスキル・OP)1つとランダムでいくつかの
プロパティが付与されています。これが同じアイテムでもランダムで変わってくるので、
ハクスラとして厳選要素を楽しめるようになっています。
ディスガイアは固有キャラ(主人公など主要キャラ)と汎用キャラ(同じ見た目がたくさん存在)が
存在します。固有キャラも魅力的で良いですが、汎用キャラは自分で名前を決めれたり
固有キャラに劣らず強いのもたくさんいるので活躍の機会が多いのも良いところ。
本作の収録汎用キャラが気になる方は以下をご参照ください。
新キャラもそこそこいて良い感じです!
ストーリーについては、シリーズでは珍しいオタク属性のピリリカ(ヒロイン)と
腕っ節の強いちょっとヤンチャキャラなフジ(主人公)の絡みが新鮮で楽しいです。
もちろん他のキャラも個性ありすぎて、話自体も展開が気になりますしとても楽しめています。
体験版では封印されているシステムも多く現在ではほんの一部しか経験出来ません。
そのため、まだ評価は難しかったりしますが体験版時点ですと個人的にはシリーズの中でも
一番好きかもしれません。
とりあえずいつものディスガイアって感じでど安定。
ディスガイア6で萎えてしまった方も今回は安心して買っても大丈夫なのではないかなと思います。
【システム詳細】
これ以外にもまだまだ書き切れないシステムがありますが、体験版時点で解放される要素をピックアップ。
神討モード
おそらく真打ちと掛けているようですね。
戦闘中、随時溜まる「神討ちゲージ」がマックスになると発動。
一時的に数ターンの間ステータスが強化され専用の超技も使用可能になります。
また、神討モードのみの特性も発現します。




ステージクリア後のボーナス
これまでは、戦闘中のあらゆる行動で評価ゲージが溜まっていき、
ゲージ数に応じてクリア時に手に入るアイテムのランクが決まっていました。
今回はそれが廃止され新しい仕様に。
ステージ毎に5つのミッションが存在し、達成数に応じてそれに紐づくランクアイテムが手に入るようになりました。
さらに、手に入るアイテムはステージクリア毎にランダムです。

スキル屋(スキル強化)
今ではシリーズお馴染みの要素。
経験値とは別に同時に手に入る「マナ」を使用して、好きなスキルの威力や範囲を強化する事が可能。
ただし、安易に強化すると消費SPが増え数発しか使えなくなったり、そもそも最大値が消費SPより低くて
撃てなくなった・・・なんて事もあるので注意!
ただし、元に戻す事も出来るのでご安心を。

スキル屋(魔ビリティ)
マナを使って魔ビリティと言うパッシブスキルを獲得していけます。
覚えた魔ビリティは専用の装備画面でセットが必要。
キャラのコストの範囲を超えないように注意です。
キャパシティコストも育成に伴って増えていくので、最終的に
かなり魔ビリティを装備する事が出来ます。
内容もユニークなものが多く組み合わせ次第でとんでもない強さに!



暗酷技館
これもシリーズお馴染みのシステム。
マナを消費して様々なお願いを叶えてもらう議会のようなもの。
そのため課題の可否が行われます。
下手するとマナだけ消費しまうハメに・・・
場合によってはワイロを使って議員の買収、強さに自信があるなら
否決されても戦闘でゴリ押しが可能。
「暗酷技館」をとおして解放されるシステムもあるため、随時中身を確認しておきたいところ。



ガ邪ポン
つまりガチャです(笑)
キャラクターは戦闘で減ったHPやSPを病院で回復する事が出来ます。
その際の消費金額がガチャポイントに換算され、これを使ってガチャが回せます。
「対象アイテム」欄のチェックを全て埋めると「コンプリート特典」が貰えます。
ガチャはまとめて回す事も出来るしかなりテンポは良いです。
一瞬で引き終わります。
正直、演出はソシャゲに比べるとあっさりしているので特に面白みはありませんが、
中身はお得で装備や魔ビリティを習得出来る秘伝書と言われているものだったり、
とにかくガチャれ!と言いたいくらいお得!
また、「下級ガ邪ポン」とあるようにいくつも種類があります。


ハクスラ要素
今回は装備含むアイテムに「プロパティ」と言う名称でパッシブスキルがランダムで
付与されるようになりました。
同じ名前のアイテムでも入手毎にプロパティ内容や数が様々で、アイテム堀りの要素が生まれ
ハクスラ好きには堪りません!
プロパティ一番上の青色はアイテムによって固定です。
赤色の部分がランダムで変わる要素。
攻撃範囲や反撃数を+1したり回避率を上げたり明らかに強力でユニークなものも
多いのがまた良い!
アイテム転生ではこれらのプロパティを自由に継承させながら最強のアイテム作りに夢中になれそう。




クエスト屋
名の通り、ほとんどのゲームでよくあるサブクエスト。
基本的にアイテムの納品や「〜を何体倒せ!」がメイン。
体験版の時点で30程はあります。
一度に無制限に受注できるので便利。
汎用ユニットの解放クエストもあったりするので小まめに確認しておきたい。

記録屋(キャラの3D鑑賞)
フジやピリリカなどの固定キャラ、キャラメイク出来る俗に言う汎用キャラの
3Dモデルが鑑賞可能。
3Dのモデリングがよくモーションも良いです。回転や拡大、アクションも確認でき、
地味に閲覧が楽しいです!


【ギャラリー集】









