オクトパストラベラー II

RPG レビュー

【オクトパストラベラー2】2月9日より体験版配信開始!前作からの進化点やPSとSwitch間での性能差などまとめ

2023年2月9日(木)、
【オクトパストラベラー2】の体験版がPS STOREおよびNintedo Storeにて配信開始されました!
※STEAMは2月10日(金)より

セーブデータは製品版に引き継ぎ可能!
※3時間のプレイ制限あり

オクトパストラベラーは、8人の主人公が織りなす濃厚なストーリーが特徴。
好きな順番で各キャラの章を進めていく事が出来ます。
グラフィックではHD-2Dを採用しており、通常のドット画像に3DCGも取り入れた
淡い表現が魅力的。
戦闘ではブレイブ&デフォルトシリーズのように、一時的に行動回数を増加させたり
効果を増幅させるブーストやブレイクの概念が戦略要素として面白いです。

そんなオクトパストラベラーの新作を早速プレイしましたので、評価していこうと思います。
※本記事はPS5版での評価となります。

【良い点】

  • フルボイス
  • ストーリーの攻略ルートにおける自由度の高さ
  • HD-2Dを使用した独特な描写
  • 川や鳥の鳴き声など環境音の表現が良い
  • ストーリーが作り込まれていて先が気になる面白さ
  • ブレイク&ブーストシステムを取り入れた戦略性のあるバトル
  • ジョブによるアビリティの習得や、サポートアビリティによる
    組み合わせを考える楽しさ
  • 主人公ごとに異なるフィールドアビリティを使用した攻略
  • 戦闘に倍速モードがあって快適
  • ロードが早く全体的なレスポンスは良好
  • ファストトラベルあり

【悪い点】

  • イベント時のバックログがない

【PSとSwitchの画質やロード時間の差について】

Switchではドッグモードで1080pの30fps。
PSでは1080fpsの60fps。
フレームレートの差くらいでRPGなので正直そんな性能差は気にしないと思います。
ただ、それでも画質はPS5の方が細かい部分までくっきりハッキリ表現されており綺麗です。
それとロード時間がPS5の方が圧倒的に早く、快適なプレイを求めるならPS5に軍杯が上がります。

画質

Switchのドッグモードでも画質がPS版に比べて若干ボヤけた感じで
同じ解像度でもPSには劣ります。
ただ、HD-2Dの効果もあってボヤけた感じも味があると言えばありますね。

戦闘画面ではあまり違いはないですが、フィールドや街中だと画質の差が大きく見受けられました。
一部の戦闘画面だとSwitch版の方が綺麗に見える場合もあります。

Switch版
PS5版
Switch版
PS5版

ロード時間

PS5Switch
ゲーム起動時間21秒50秒
マップ切り替え2.5秒8秒
戦闘開始2秒4秒
戦闘終了2秒4秒

マップ切り替えは、フィールドとフィールド間や、街中の移動でロードの読み込みが発生する部分の事を指します。
戦闘開始はエンカウントが発生し暗転してからコマンドが動かせるまでの時間。
戦闘終了はリザルトが終了し暗転してから、フィールド画面に戻りキャラを動かせるまでの時間。
以上の内容で雑ではありますが測ってみました。

ゲーム起動時間は最初だけなので、気にするところではないですね。
ただ、マップ切り替え時の時間で顕著に差が現れています。
PS5版だとSwitch版の3倍は読み込みが早いです。
建物の出入りはシームレスなので快適ですが、マップの切り替え頻度も少なくはないので
それなりに大きい差かなと思います。

次に戦闘時における時間。
丁度、 倍の差が生じます。
1戦闘単位で4秒ほどPS5版の方が早い。
暗転してから戦闘画面の表示自体はSwitch版でも4秒も掛からないので
体感ロード時間は正直気になるレベルではありません。
しかし、RPGだとやはり数百は戦闘エンカウントすると思いますし
レベリング作業などに入ると、その差は大きく感じてくるはずです。

【前作との違い】

  • 昼と夜を任意にワンボタンで変更できるように
  • 各主人公のフィールドアビリティが昼限定と夜限定の2種類に増えた
  • 戦闘時、2倍速まで設定出来るように
  • 戦闘時に底力ゲージが実装。溜まると主人公ごとの特性発動
  • カヌーや船で水や海の上も移動出来るようになり探索範囲が広がった
  • クロスストーリーにより、主人公同士が絡むことに
  • ギルドによるジョブ管理(ダーマ神殿みたいなものかな?)

【まとめ】

前作からの違いは、正直そこまではなく実質、
ストーリーだけ更新されたような感覚
ですかね。
でも、戦闘時の倍速機能は有難い!正直、前作にあったかどうか覚えていなかったのですが、
なかった模様。

カメラワークにも力を入れているようで、イベント時の描写が良くなっているようです。
実際、イベント時巧みにカメラがシーンに合わせて動きますしシネマティックな感じで
引き込まれてしまいます。
BGMもシーンに合っていてどれも良い感じです。
特にオクトパストラベラーは前作から環境音の表現に拘っていて
バー内でのグラスの音や足音、自然の環境音など、ハッキリ聞こえるような
デザインになっております。
それは本作も同じで、環境音の表現力の高さが没入感を引き上げてくれています。
なんかオクトパストラベラーのイベントシーンって落ち着くんですよね。

普段の日常をあまり良く思っていないソローネ。その理由は・・・




最初の主人公は気になっていた暗殺者の「ソローネ」で開始。
ソローネ編では夜の街が主な舞台となっており、金や権力、色欲などにまみれた
スリリングなストーリーを体験
する事が出来、非常に面白かったです。
1章を終えましたが、先が気になってしょうがない。



オクトパストラベラーのストーリーは章仕立てで、
1章あたり2-3時間で終わるので遊びやすいのが特徴
主人公Aの1章を終えたらBの1章を開始みたいな感じで、幾つかの
主人公のストーリーを同時進行していく流れです。

ソローネのフィールドコマンドは昼が「盗む」、夜が「闇討ち」です。
盗むでは、お金を消費する事なく優秀な装備やアイテムが手に入ったりウハウハです。
確率ではありますが、失敗してもリセット&ロードでリスク皆無。
「闇討ち」は敵のレベルを上回っていたら、シンボル敵を気絶させる事が出来ます。
これを使って通常入れないような場所に潜入したり出来るようになるって感じですね。
また、ジョブが盗賊なので、序盤から戦闘時の「盗む」コマンドでアイテム集めも捗ります。

ブーストするごとに盗む確率アップ!



戦闘は、前作からあったブレイク&ブーストシステムを今回も実装。
ブレイクは敵の弱点を突くことでブレイク値を削っていき0にすると、敵は1ターン行動不能になり
防御が下がるシステムです。
ブーストは、毎ターン溜まるBPを好きなだけ消費して、攻撃回数を増やしたり
使用アビリティの効果を増幅させるシステム。
ブレイクさせてから、BPを最大限消費しての全力が王道ではありますが、
それを実行するまでに、BPの管理やバフデバフの掛け直しなどと言った準備をしたり、
そう言った戦略を練るのが楽しいシステムで個人的には大好き。



ブレイブリーデフォルトの戦闘が好きな方は似たようなものなので、
オクトパストラベラーの戦闘も好きなはず!
ただ、ブレイク&ブースト前提のバランスなのでブレイブリーデフォルト同じく
敵の耐久力は高め。
しかし、本作では戦闘時に倍速機能がついたのでより快適になっています。

さらに、本作からの追加要素として「底力」が追加!
底力ゲージが溜まると主人公ごとに異なる特性を発動出来ます。
ソローネだと「残影」。2回行動が出来る強力なスキル。
最大BPが5で最大消費BPが3であることを考えると、
1回目はBP3で消費で全力、2回目はBP2しか消費できませんが2回目もほぼ全力を
出すことが可能なので良さげ。
デバフを撒きまくっても良いと思います。
今後覚えるアビリティ次第で攻撃だけでなく、色々可能性がありそうで楽しみ。
そんな感じで、底力システムによって発動タイミングを伺ったり、戦闘時の戦略要素が
より増しています



早く、ソローネ以外の主人公も仲間にして、
色々、フィールドコマンドや底力を使って遊んでみたいものです。
もちろんストーリーも気になる。
特に前作では、主人公は全員仲間になるもののストーリーは独立していたのですが、
本作はクロスストーリーで主人公同士が関わり合うらしいので凄く楽しみです。

あとはジョブの種類や追加アビリティもアビリティも気になるところ。
特に各ジョブで覚えたサポートアビリティは他のジョブに変えてもセット
出来るようになるので、強い組み合わせを見つけるのが最高に楽しいです。

オクトパストラベラーは前作から高評価のタイトルで、
本作も全く同じ感覚で違和感なく遊ぶことが出来ました。
相変わらずの面白さですが、体験版の3時間制限が地味に嫌らしい(笑)
グラフィックや演出面に各システムもパワーアップしており、
正統な進化作と言った印象です。
前作にハマった方は間違いなく本作も買い!



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