2023年4月27日(木)、
『イース・メモワール フェルガナの誓い』・・・が発売されました!
対応プラットフォームはSwitchのみ。
イースシリーズは主人公となる、冒険家アドルの様々な冒険譚が描かれる
アクションRPG。
<予習>
『イース・メモワール フェルガナの誓い』はイースシリーズの第3作目。
1989年に発売された『ワンダラーズフロムイース』のリメイク作にあたります。
元々、横スクロールアクションだったらしいのですがリメイクにあたり
見下ろし型の3Dアクションになりシステム的に色々変更があったみたいですね。
ちなみに、2010年にPSPにて移植されていますが、
今回Switchにて二度目の移植と言う経緯になります。
イースシリーズは「8」しか遊んだことがなく歴が浅いです。
評判の良い「9」も遊びたかったのですが何だかんだ機会がなく・・・
そんな中この度、新作ではありませんがリメイク作が発売されるとのことで
購入を決意しました!
また事前調査して評判が良さげだったのも決定打。
そんな訳で、
『イース・メモワール フェルガナの誓い』の評価やシステムについてご紹介!
※TVモードでの評価となります
【新要素】
- キャラクターの新規ビジュアルを追加(ゲーム内でクラシック版への切り替えも可)
- HDリマスター&高音質化
- 主人公アドルのボイス追加
- ハイスピード(倍速モード)機能追加
- サポート機能の追加
高所から落下してしまってもノーダメージで即復帰可能な「Not Fall」機能など
【良い点】
- イベントシーンがフルボイス
- 操作性が良く動かしていて気持ち良い
- ハイスピード機能により移動が楽・快適、レベリングなど捗る
- 丁寧に展開されていくストーリー
- ロードがほぼない(建物の出入りなどほぼ無)
- ノーマルでも難易度が高く歯ごたえ抜群(特にボス戦)
- 装備の強化要素
- 戦闘に負けてもリトライが秒なので快適
- 死んでもリトライややり直しが効くので親切
- 武器や防具などのグラフィックがしっかり作り込まれている
【悪い点】
- 世界マップは存在するがダンジョンや町内などは簡易マップなど存在せず迷いやすい
- ハイスピード1.5倍だとフレームレートが落ち少しカクつく
- HDが中途半端(キャラクターと一部ムービーのジャギーがほんの少し気になる)
※TVモードの場合のみ - アクションにスキルという概念がなく通常攻撃か魔法を撃つだけなので単調
- 育成要素がシンプルで物足りない
- 探索できる街が最初の拠点くらい(しかも狭い)
あと離れにちょっとした城があるくらい - 装備の数が少ない(武器・防具・アクセサリー共に各6種類程)
(補足)
◾️HDが中途半端(キャラクターと一部ムービーのジャギーが少し気になる)
背景やオブジェクトなどは問題ないですが、キャラクターは良〜く見ると若干ボヤけています。
ハッキリくっきりではない。
ただし試しに携帯モードで遊んでみると画面サイズによる影響か、これらは気にならなくなりました。
寧ろ良い感じです。
まぁTVのように大きな画面だとドットが目立ってしまうので仕方のない部分かもしれませんが。
挙げといてなんですが、TVモードでもすぐに気にならなくなるレベルではあります。
◾️ハイスピード1.5倍だとフレームレートが落ち少しカクつく
ハイスピードは1.5倍か2倍に段階的に切り替えが可能。
なぜか1.5倍だと処理落ちしフレームレートが悪く少しカクつきます。
ただ、ハイスピードを使うとしたら基本、等倍か2倍のどちらかになると思うので
そこまで気になることではないと思います。
また、基本的にフレームレートは安定。
【不具合】
ハイスピード2倍で戦闘中に強制エラー落ちしました。
処理が早すぎる事でロジックが上手く回らなかったり、
メモリー関連による動作不良を起こしたのかも。
まだ1回ですが怖いので、以降こまめにセーブしています。
といってもオートセーブ機能がないうえ、特定のセーブオブジェクトにアクセスしないと
セーブ出来ないのでそこは不便ですね。
再現性が高いのかは今のプレイ時間では判断出来ないので様子見。
【まとめ】
とりあえず3時間ほどプレイしました。
冒頭の入りは良い感じ。
ゲーム開始前にタイトル画面からプロローグが閲覧出来ますので、
それを見てからの方がより楽しめますね。
一応、本記事プレイ動画の中にも収録しています。
ファルコムのゲームなので、ストーリーの描き方が丁寧で
没入感は強いです。
イベントが進むごとにモブのセリフも細かく変わるのが良いですね。
特に前作との繋がりがあるって訳でもなさそうですし、
本作から入っても問題なく楽しめると思います。

本作ではアドルにボイスが追加されていますが、
一言くらいしか喋らず、ほとんどは語り部がテキストで語ります。
また発声頻度も今のところ少ないのでそこまで期待しない方が良いです。

物語的にまだ、大きな展開はありませんが
アクションが楽しいですね。
サクサク攻撃が出せてモーションも早いので爽快感があります。
効果音も心地よいので攻めててとにかく楽しいです。

ただ流石、原作が古いゲームなのでシステム的にはシンプルで
最近のイースシリーズのようにスキルはないので
通常攻撃によるコンボとリングによる属性魔法攻撃くらいしか
出来ることがないです。なので慣れてくると単調さは否めません。
また、ガードの概念がありません。
回避はダッシュを覚えるとそれが回避扱いになるようですが、
序盤ではまだ使えません。
あとはジャンプ攻撃やダッシュ攻撃、落下攻撃などいくつかの派生はあります。
魔法もリングを強化するとタメ撃ちが出来たりもします。
攻撃の追尾性能が良くて、例えば敵が複数いる時
スティックをニュートラルにして攻撃すると自動で敵のいる方向に攻撃してくれる
補正効果のようなものを感じました。
なので攻撃は当てやすいです。
アクションは単調ではありますが、戦闘の難易度は高いです。
まず回復アイテムというものが存在しません。
となると回復手段は・・・?
敵を倒すとドロップアイテムが結構落ちます。
お金だったり装備の強化素材、一時的なバフアイテムなど。
その中に回復ポーションもあるので、これを取る事でHPが回復出来ます。
回復手段がこれしかないためか、
敵を倒すとわりと頻繁に回復ポーションをドロップしてはくれます。
それでも敵からの被ダメは結構痛いので調子に乗ると道中でも死にます・・・・
最初のダンジョンこそ楽勝ですが2つ目のダンジョンから一気に難易度が上がり、
道中でも普通に死ねますね(笑)
後ろや落下攻撃でないと攻撃が通らない敵、自爆する敵、魔法じゃないと効かない敵など
様々な特徴を持った敵がたくさん出てくるので特徴を覚えて適切な対応が重要になってきます。
さらに敵の攻撃頻度が結構高いんです。
故にゴリ押しは難しく回避もしっかり織り交ぜていかないと即乙ります。
逆に対処法を覚えて難なく進めれるようになるとめちゃくちゃ楽しい感じが味わえます。
ハイスピード機能は便利ですが調子に乗ると簡単に死ねますので慎重に!(笑)
あと、いわゆる覚醒要素のブーストですが
わりと溜まるのは早い方なので積極的に使っていけるのが良いですね。
そしてボス戦・・・
既に何戦か発生してますが想像以上に難しい!
ソウルライク並みの死にゲーですね。
初見殺しのような技も多く、初戦で勝つのは難しいのではないかな?
また、ボスは一定のHPを下回るごとに攻撃のバリエーションが増えてくるので
後半になるとより激しく難しくなってくるんですよね〜。
このあたりのバランス本当にソウルライクです。


何回も負けながら敵の攻撃パターンや回避方法を覚えつつ、
徐々に敵のHPが削れていく感じ・・・堪りません!
そんな感じで死にまくる前提の難易度です。
ちなみにノーマルでこれです・・・
難しい要因としてはやはり回復アイテムが使えない事ですかね。
その代わり攻撃を数回防ぐアイテムは安めの価格で売っているので
それが凄く役立つかも。序盤から売ってます。
あと、序盤は武器よりも防具強化優先の方が安定しそう。

基本的な難易度は高めとは言え、そこまで気構える必要はありません。
難易度は全5段階でノーマルの下に2つありますし、
戦闘で負けてもリトライが効くうえ、「難易度を下げてリトライ」ってのもありますので。
道中で死んだ場合は、そのフロアの入り口からのやり直しなので大きなロールバックを食らう
心配はありません。

一度、ボス戦で「難易度を下げてリトライ」を使用しましたが、
与ダメージや被ダメージは特に変化なかったように感じました。
その代わり、一定のHP以下で行う攻撃の発生が遅くなっている気がしました。
本来であればHP60%切ると使用するようになる攻撃がHP30%以下で使用するようになる・・・
とかそんな感じの調整だと思います。
難易度を下げたからと言って過信は禁物かもしれませんね。
あと、難易度は本編中に変更は出来ません。
成長要素としてはレベルアップと装備の強化くらいですね。
装備強化もあっさりしているので、成長要素まわりはカジュアル。
ストーリーとアクションが楽しめるかが本作の肝だと思います。
システムは全時代的なので古臭さはありますが、全体的な完成度は高めな印象。
(追記)
ボリュームについては現在、10時間いかないくらいのものですが、
どうやら既に全体の5割は超えているっぽいです。
なので20時間もあれば全クリは出来そうでボリュームは少なめか?
でもアクションって大体こんなものですよね、ハイスピード機能がある分やっぱ
クリアまでは早くなりがち。
ただ、周回向けのデータ引き継ぎ要素や難易度の解放もあるので、
やり込むならそこそこ遊べると思います。
今年はイースシリーズの最新作である『イースX -ノーディクス-』も発売予定なので楽しみですね!
【プレイ動画】
プロローグ(前日譚)閲覧してからの本編スタート
ほぼイベントシーンになります。
物語の雰囲気を知りたい場合のご参考までに。
ダンジョン攻略とボス戦の動画。
最後の方はボス戦ですが死にまくってます・・・
道中序盤は等倍モードでプレイし、途中からハイスピードモードなど多用してますので
テンポの良さが分かります。
ただ、調子に乗りすぎて道中でも死にまくってますが・・・
【プロローグ】



【システム詳細】
戦闘システム
<基本操作>




<ブースト>
戦闘中、時間経過でブーストゲージが溜まります。
ゲージがいっぱいになると攻撃速度が上がったり、仰け反り耐性を得たりと強力なシステム。
さらにダブルブーストなるものも!

<ドロップアイテム>
一部ですが、バフやら回復やら経験値アップなどがあります。
頻繁にドロップするので短時間で敵を倒せば倒すほど有利に。

腕輪魔法と強化
物語が進むと様々な属性の腕輪が手に入ります。
腕輪を装備することで、対応した属性魔法が撃てるように。
敵によっては魔法でないと効かない敵や弱点属性を持った敵がいます。
また、ギミックの解除にも必要となってくる要素です。



<腕輪の強化>
物語を進めると腕輪に嵌められる宝石が手に入ることがあります。
宝石で強化をする事で、魔法がタメ撃ち出来るようになったり、
魔法を使用するためのMPの自動回復速度が上がったりします。


武具の強化
武器や防具は強化素材を使って性能を鍛えることが可能。
武具ごとにレベルがあるようで段階的に強化されていきます。



図鑑
ーーーーーーーーーーーーーー
・キャラクター
・敵
・チュートリアル
ーーーーーーーーーーーーーー
以上の閲覧が可能。



ダイアリー
これまでの物語の流れが簡易的にまとめられています。
内容を忘れた時に便利。

設定項目
わりと面白い設定があります。
・移動を8方向に
これはデフォルトでは360度と言いますか?
細かくキャラを好きな方向に動かせますが、この項目をオンにすると
8方向にしか動けなくなります。
可動領域が狭まるのであまりオンにするメリットはないと思いますが。
常にダッシュ移動は便利そうですね。

キーコンフィグも自由に弄れます!
特に「便利機能」はチェック!
このボタンにはいくつかの機能を自由に割り当てられます。
・歩く
・Not fall(高いところから落ちた場合、落ちる前の位置に戻る)
・翼の護符(ファストトラベル)
以上のどれかを割り当てられます。

【ビジュアルの違いについて】
オプションで自由に変更可能。
主要キャラクターだけでなくモブも各パターンちゃんと用意されています。
<クラシック>

<リメイク>

<クラシック>

<リメイク>

【ギャラリー集】







