2023年4月27日(木)、PS5およびSwitchにて
『DREDGE』・・・が発売されました!
『DREDGE』は、釣り✖︎オープンワールド✖︎探索の要素を含むゲーム。
先行して、STEAMでは3月30日に既に配信されていたゲームですが、この度
家庭用ゲーム機向けにも発売されたと言う経緯になります。
STEAMでの評価が良いのと、釣りゲーが好き、
それから強化要素とかが面白そうで気になったので購入に至りました!
ただ、釣りゲーと言っても世界観がダークで、
バケモノみたいな魚がいたりと只ならぬ気配を感じさせるゲーム。
よくあるリアリティなフィッシングゲームではない事はたしかです。
そんなわけで、今回は謎に包まれた『DREDGE』の評価およびシステム詳細について
ご紹介していきます!
※本記事はPS5版での評価となります
【良い点】
- ゲームテンポの良さ
- 釣れる魚の種類が多い(全128種)
- 魚を釣って稼ぐと言う単純なサイクルに地味にハマれる
- 研究によるアイテムの開発や船体の強化などが楽しい
- 時間や天候の概念がある
- ロードが発生する機会がないので快適
- 全体的な操作性・レスポンスは良い
- 十字キーによるマップやクエストボードへのクイックアクセスが便利
【悪い点】
- 1日の流れが早すぎて、あまり遠出(作業)出来ない
- カメラの動きにイマイチ慣れない
- 序盤は船の移動速度が遅いのでストレスに感じるかも(研究で上昇していく)
- ファストトラベル機能が欲しかった
- 岩や岸にちょっと当たるだけで船体が負傷するのでシビア
(補足)
◾️カメラの動きにイマイチ慣れない
船を操作すると自動でカメラも動くようになっているため、これが微妙。
移動に合わせて動くタイプのカメラは好きでないので個人的には勝手に動く
カメラワークに中々、慣れません。
船の操作性自体は特に悪くないんですけどね。
◾️ファストトラベル機能が欲しかった
ワールドマップ自体はオープンワールドとは言え、正直狭いです。
ですが、船の速度が遅いため今時点ではファストトラベルが欲しいですね。
船は強化で移動速度が上がっていくので、最終的にはもしかしたら
大分移動が快適になる可能性はあります。
◾️岩や岸にちょっと当たるだけで船体が負傷するのでシビア
船がちょっと岩などに当たるだけですぐ負傷します(笑)
負傷するとインベントリ枠が狭くなったり、装備が壊れます(修理で直る)。
さらに何回も当たったり大きなダメージを受けると即沈没しゲームオーバーになります。
【まとめ】
まず、このゲームはフィッシングって言っても、そこまで本格的ではないです。
竿の種類は研究で増えますが、ロッドやタックル、ルアーなどの単位でのパーツは存在しませんし、
組み合わせたりとか出来ないです。
場所や時間帯、竿の組み合わせによって釣れる魚が変わるって言う要素はあります。
あとはサイズの概念もあるので、金冠サイズを釣ると図鑑にアイコンが付きますし
最大サイズを釣る楽しみもありますね。
特に金冠サイズを釣り上げた時の「ピキーン」って言う効果音が心地よい。

次に、本格的な釣りゲーだと魚を釣るときは魚の動きに、合わせてロッドを動かしたり
リールを巻いたりしますが、DREDGEはいきなりルーレットが始まるんですよね。
ルーレット内の特定のタイミングでボタンを押したら、魚が釣れるって言うミニゲーム形式の
内容になっています。
簡素ではありますが、
その分短い時間でバンバン釣れちゃうので爽快感やテンポの良さが感じられるのが良いと思います。
一応、ミニゲームのパターンは何種類かあるので飽きにくいようちょっとした工夫はされています。
なお、ミニゲームは設定でオート化出来るので、難しく感じたり面倒に感じる場合に便利!

そして、釣った魚は港で売却する事でお金になりますので、
それを元手に装備の研究や船体の強化を進めていく事になります。
竿などの装備をアップグレード出来れば魚を釣る速度が上がったり、
釣れる場所が増えます。
また、船体の強化では船の移動の移動速度やインベントリ枠・装備枠の拡張・・・などが
行えます。
つまり、研究や強化を進めるほど、釣りがより快適になりさらに稼ぎやすくなるサイクルになっています。



ゲームテンポが良いので、釣り→研究・強化→釣り・・・の単純なサイクルに地味にハマり、
やめ時を失いがちなゲーム性はありますね。
なんならひたすら魚を乱獲してお金を稼いでいるだけでも楽しい。
しかし、釣りだけが全てはありません!
探索パートも意外と作り込まれていて、港町では様々な住人と会話が出来ます。
また、選択肢も結構出てきます。
その過程で、クエストが発生する事も多く、謎を解き明かすため世界を隅々まで探検したり、
クエストをこなしたりとやる事はそれなりにあります。



謎っていうのはですね〜、
何故かある日、色んな港町から住人が失踪したり町長がイカれてしまったり沈没事故などと
怪気な現象が起こっていつしかダークな世界になってしまったんですよね。
そう言った謎を究明するようなパートも含みます。


探索パートで注意しなければならないのが夜!
夜は霧が発生しかなり見通しが悪くなります。
また、「何か」に監視され始め無視しすぎると巨大な触手が現れて攻撃してきたり、
竜巻に襲われたりして船体が破壊されます・・・(笑)
船体はちょっとの損傷なら大したことはないですが完全に破壊されるとゲームオーバー。
ただオートセーブが働いていますし、ほぼ直近のプレイデータに巻き戻るだけなので
そこまでストレスではないですね。



なので、夜には港町に戻って朝まで休憩する必要があるって訳です。
ただ、時間の経過がとんでもなく早くあまり遠出出来ないしちょっと釣りしすぎると
すぐ夜になってしまうのでゲームテンポの良さと裏腹に不便に感じる部分があるのもたしか。
ちょっと出かける度にすぐ港に戻ったりとやたら往復するハメになります。
一応、時間の経過は移動もしくは釣りをしない限りは経過しないような仕様にはなっています。
ちなみに1日の流れがどんだけ早いかって言うと、
リアル時間で5分くらいプレイしてたら朝から夜になるレベル!
夜になると一気にホラーっぽい演出になるギャップが良い感じ。
探索パートでは、魚だけでなく沈没船などから船体強化用の資源が手に入ったりもします。
魚もですがこう言ったインベントリに入るアイテムはサイズ(マス)の概念があって
インベントリの最大枠に上手く収まるよう、ピースを回転させたりして配置しなければなりません。
まぁジグソーパズルみたいなものと思ってください。
個人的には如何に上手く整理してたくさんのモノを持ち帰るかって言う楽しみがあるので嫌いで
ないですが、人によっては煩わしく感じてしまうシステムかもしれませんね。
実際、魚を乱獲して稼いでいる時は面倒に思わなくもないです。

あと、基本的に無音でひたすらリアリティな心地の良い波音だけ聞こえるのが好き。
凄く落ち着くしなんか集中できる。
あまり考える事もないし脳死で黙々と資金稼ぎや強化が楽しめます。

魚の種類は結構多くて、実在する魚もいますが、その奇形種(所謂レア)なども存在します。
図鑑では現実的なテキストフレーバーでその魚の特徴を紹介してくれているので為になります。
振動機能について
主に以下の場面でブルブルフィードバック機能が働きます。
・岩や岸などのオブジェクトにぶつかった時、
・ブーストの使用時
・魚を釣るときのミニゲーム
ゲーム開始後こそ借金の返済と言う目的が与えられますが、
すぐ返済出来ますし、その後は大まかな指示は与えられないので、
あとは何するもプレイヤーの自由って感じです。
ひたすらお金を稼いでも良いし魚のコンプやを狙ったり、研究・強化に
探索など遊び方はそれぞれです。

故にこれと言った目的のないサンドボックス型のゲームが好きな方や、
釣りが好き、脳死で黙々と作業出来るゲームなど好きな方にはハマれると思います!
正直、パッケージ版だと4,000円近くしましたがダウンロード版なら2,500円(PS Storeの場合)でお得。
【プレイ動画】
【システム詳細】
釣りの方法
魚影の上に行くと錨のアイコンが出るので、その場合持っている竿で釣りが出来ます。
ポイントごとに何回か釣れますが、そのうち枯渇します。
枯渇するとしばらく時間を置かないと、そのポイントで釣れる魚の数が減るみたいです。

どんな魚が釣れるかシルエットで確認出来ます。
「釣りを開始」ボタンを押すとルーレットが回り始めます。

ルーレット内の色が付いたポイントで「引き上げ」ボタンを押すと、
ルーレット左に表示されている縦のバー上で魚のアイコンが上に進みます。
これを繰り返し、魚のアイコンがバーの一番上に行けば成功。
ちなみにミスると魚のアイコンが下がってしまいます。
また、何もしなければ失敗にもなりませんし魚アイコンは時間経過でも勝手に上昇していくので
実は放置していれば勝手に釣れます。
ですが、釣りをしている最中は時間の経過がとても早く、例の夜にすぐなってしまうので良くありません。
色の付いたポイントでボタン押しに成功すると魚アイコンが一気に上昇し、
短時間で釣れるようになるため、そう言う意味でもタイミング合わせはかなり重要!


魚が釣れたらインベントリ(船倉)に魚ピースを回転させたりして、
無駄のないよう上手く配置しましょう。

備え付け装備の使用
商人から網を購入したり元々持っている装備などはL1のホイールメニューから切り替え・使用が可能。
以下で記載しているもの以外にもまだまだあります!
◾️ブースト
序盤のイベントを進めるとブーストが使用可能に。
使用中はエンジンの温度が上昇し、ゲージいっぱいになるとエンジンが故障。
返って移動が遅くなってしまうので、度々クールダウンしながらの使用になるので
使い放題ってわけにはいきませんが、移動が快適になります。


◾️ライト
夜の「何か」に監視されている時のパニックゲージの上昇を緩和させる効果を持ちます。
ライトにも色々種類があり性能が異なります。


◾️望遠鏡
あまり有効的な使い方が分かりませんが、
遠くからどんな魚が釣れるか確認が可能。

◾️トロール網
トロール網とは網を広げて移動しているだけで勝手に魚を捕まえてくれる便利装備です。
画面左下の魚アイコンで魚がどれくらい釣れやすいか確認出来ます。
ただ、トロール網使用中はブースト機能が使えないのが残念。

トロール網に入った魚は売却時に、「船倉」の左に「漁網」と言うタブが追加されそこから売れます。

◾️カニ捕りかご
トロール網と違って任意の場所に仕掛けてしばらくしてから回収する必要のある罠タイプのアイテム。
画面左下のカニアイコンで収穫における期待度が確認可能。


探索パート
魚を釣るだけでなく様々な場所を調べ、
書物や研究・強化に必要な資源、高価格で売れる宝石類などを発見する楽しさもあります。
◾️ボトル瓶の発見


◾️キラキラの発見
岸ではたまにキラキラしてる場所があって、そう言う場所からは
研究に必要な素材や資源などが手に入ることがあります。


◾️サルベージ
たまに、魚影ではなくガラクタみたいな影が浮いてる場所があります。
それはサルベージ出来る場所で、主に船体強化に必要な資源が手に入ります。
魚を釣り上げる時のミニゲームとは微妙に異なる内容。
最初は戸惑いますがすぐ慣れるし、そこまで難しくないと思います。

◾️港(町)の発見
世界地図では小さな点が港になります。
序盤は中々、遠出が難しいですが徐々に探索を広げていく他楽しみはあります。



研究による装備の開発
探索パートで手に入る「研究用パーツ」を手に入れることで
研究を実行出来ます。
研究は港なら何処でも可能。
釣竿やエンジンなどと言った項目があり、それぞれ必要な「研究用パーツ」の個数は
歯車のアイコンみたいな数で確認出来ます。
ここで研究が済んだ装備は新装備としてショップに並ぶようになるので、
そこで購入して初めて装備のアップデートが完了します。


船体の強化
港では場所によっては船体を強化出来る施設があります。
船体強化することで、「船倉スペース」つまりインベントリ枠が増えたり、
竿やエンジンなどの装備枠が増えるため、釣りや移動などの要素がより
快適になっていきます。

白いシルエットに対応する資源を設置し、全て埋めることで強化が可能に。
一度に全て埋める必要はなく手持ちにある分だけを設置することも可能。
じゃないとインベントリを逼迫して邪魔になりますからね。
保管庫に預けるって言う事も出来ますが。

本によるパッシブスキルの獲得
クエストやイベントなどでたまに本が手に入ります。
これらはメニューのキャビンから使用可能で、
少々時間が掛かりますが進行100%になるとスキルを獲得。


本を読破すると「完了」の文字が。
釣り上げる速度や、釣っても魚が減りづらくなったりと良いスキルばかり。

クエスト
ゲーム中、時には住人からクエストを依頼されることもあります。

クエストは十字キーからクイックアクセスが可能。
クエストボードからクエスト詳細を確認・管理出来ます。

魚図鑑
図鑑では、その魚の捕獲数や最大サイズ、生息地などが確認できるので便利。
コンプ要素でもありますね。
魚によっては奇形種と言って所謂レアな亜種が存在しますので、
そう言った魚を見つける楽しさもありますね。
奇形種は大体見た目が深海魚みたいにヘンテコです(笑)


設定関連
項目は多くはないですが、各テキストの強調色を変更したり、
酔いを軽減するような設定項目も確認出来ました。
「簡易釣りモード」は釣りやサルベージなどで発生する全てのミニゲームを
完全自動化してくれる設定。

モーションスムージング。
どうやら酔いが軽減される設定らしく、ゲーム酔いはしないためか
色々設定を弄っても特に何も変化を感じる事は出来ませんでした。
ゲーム酔いする人には効果あるかも?
アクションゲームではないので、基本そんな画面が揺れるようなゲームではないです。

キーコンフィグの設定は細かく可能。

反射のオンオフ機能も知っておいた方が良いかも?
パフォーマンス・・・恐らくfpsの事だと思いますが、
オフにしとくと向上するらしい。
ただ、アクションゲーじゃないしオフにしてみましたが、
特に「fps変わったな〜」って感じは得られませんでしたので、
そこまで恩恵はないかも?


