2023年6月10日(木)、『Lies of P』の体験版が配信されました。
対応プラットフォームは【PS4/PS5, Xbox series S|X, Xbox One, STEAM】
製品版の発売日は2023年9月19日(火)。
ジャンルはアクションRPG
ストーリーは童話ピノキオをモチーフとしているものの、
内容はダークホラーなテイスト。
ピノキオの親でもあるゼペット爺さんやお供キャラであるジミーなど、
原作お馴染みのキャラも登場します。
特にジャンルの中でもソウルライクを意識して作られています。
ダークソウルやエルデンリングのような、
ソウルライクは死にまくる事が当たり前の難易度。
しかし、敵の配置や弱点・対策などを学習する事でようやく勝ち筋が見えてくる、
そういった難しめの部類に入ります。
下手ではありますが、ソウルライクシリーズも大好きで
それなりにプレイしているため興味が湧かないはずもなく、
遊んで参りました!
ちなみに体験版は物語の始まりからプレイ出来ますが、
データの引き継ぎはなし。
プレイデータのセーブは可能で、全体的なボリュームは2-3時間ほど。
体験版だけでも複数のボス戦を体験する事ができボリュームは多め。
そう言う訳で今回は、『Lies of P』の評価やゲームシステムについてご紹介します!
※本記事はPS5版での評価となります
【良い点】
- グラフィックの良さ
- 効果音が良く、攻撃時の気持ち良さや雰囲気の演出に大きく貢献している
- フレームレートは大体60fps安定
- 武器ごとにモーションや技などが異なり癖があって色々使うのが楽しい
- レベルアップ毎に好きなステータスを上昇させる事ができるため色々なビルドが構築出来そう
- 武器の柄の付け替えによる性能カスタム
- アームの付け替えでアクションの拡張が出来る
【悪い点】
- 研石システムはソウルライクでは必要なかったかもしれない
- 死んでからのリスポーンが長い(20秒ほど)
- ガード>回避。明らかに回避が弱い。
- ジャストガード成功時の演出がイマイチで成功したのかどうか分かりづらい
- レベルアップが拠点となるホテルでしか出来ない
【まとめ】
プレイした感じ、ソウルライクの中でも『ブラッドボーン』をかなり意識していますね。
最初のステージとなる街なんかヤーナムかと思いましたよ!
雰囲気もそうですがモーションやシステム・UIも諸々、『ダークソウル』とほぼ同様。
どんだけリスペクトしてんだってくらい、とことん似せてきています。

ストーリーについて
まだあまり語られていないため
評価出来ませんが、作り出した人形に侵略され退廃した世界が舞台な模様。
全体的にダークホラーテイストで、
出現してくる敵もブリキ人形のようにギチギチ立ち上がったり、
目が赤く光っていたり恐怖感は強い。
ソウルライクゲーはこういった内容と相性がとても良く、
雰囲気はとても良いな〜って感じました。
探索について
マップはありません。
序盤のステージはまだそこまで迷うことはないでしょうが、
今後はダークソウルのように複雑になっていく事が予想されますね。
道中はダークソウルでもお馴染みの篝火のような
休憩ポイントを徐々に解放しながらステージを進んで行きます。
それから扉や梯子などのショートカットもあります。
ショートカットの解放で瞬時にボス戦前に移動出来るようになったりと便利!

所々に破壊出来るオブジェクトがありますが、今の所は破壊しても何も出てこないので
味気ないですね。
ただ所々、宝箱があったり、光るアイテム採取ポイントはあります。
敵の配置は途中から凝ってきますね。
部屋の入り口や曲がり角での待ち伏せ。別の建物の屋根から投擲、射撃。
挟み撃ちによる囲い込みなど初見殺し的な配置もあって中々、楽しませてくれます!

敵は人形だけでなく番犬のようなタイプや、
エリートタイプと言いますか大きめで結構強めな奴もたまに立ちはだかってきます。

アクションについて
全体的にどれだけの武器種があるか分かりませんが、
ゲーム開始時はバランス型の曲剣、技量系のレイピア、
脳筋の大剣から選ぶ事が出来ました。

武器によってモーションが大きく異なりますし、
構えも違ってきます。
大剣の担ぎ方なんかもダークソウルっぽくてカッコ良いです。

操作感としては、ダークソウルよりはブラッドボーン寄りで
軽めな方。ただ、回避はもっさり回避ですね。
ただ、重さの概念もあるので、装備重量が重くなっていくと
動きはどんどん悪くなっていきます。
武器ごとに必殺技も異なるので様々な武器を使いたくなりますね。
また、『Lies of P』ならではのリージョンアームシステムでアクション性をさらに拡張出来ます。
ピノキオは左手が機械で出来ており、付け替え可能なサブ武器のような役割を
持っているんですね。
プレイで確認出来たのはワイヤーアクション。
敵をワイヤーで手繰り寄せたり、敵の方へ飛んだり出来るようになるため、
従来のアクションに加え、さらに出来る事が増えます。
その分、専用ゲージを消費するので多用は出来ませんが・・・


今後、どのくらいアームの種類が登場するか分かりませんが、
期待ポイントです。
敵は基本、機械人形ですが攻撃時、
無機質でカキンカキンって感じではなく普通に
生身の人間を斬ったような感覚で爽快感はあります。
また、演出がグロ目でオイル?だとは思うんですが、
結構返り血を浴びてピノキオが血まみれになるんですよね(笑)
少ししたら血の描写消えますけども。
爽快感で言えば、ハプティックフィードバックがガード時しか
機能していないのが物足りない。
攻撃時は振動しないので個人的には没入感に欠けますね。
アダプティブトリガーも使われていません。
次に回避ですが、移動距離が短くあまり役に立ちません・・・
そのため回避前提のプレイスタイルは安定しないように感じました。
それよりはガード性能が強くガード一択になりがち。
と言うのも、ガードは武器によってガード軽減率が異なるため、
ガードをしても多少はダメージを受けますが、
ガード直後にすぐ攻撃すればガードで削られた部分(HPバーの色が少し違う)
が回復していきます。
なので上手く立ち回ればガードのデメリットを打ち消す事が可能。
さらに、ジャストガードもあって成功すると、
スタミナ消費をなくし、敵の武器を破壊したり、
グロッキー状態(スタン)にさせる事が出来ます。
以上より、回避よりはガードを使いこなす方が強い印象。
ただ、ガードしながらの回避も可能なので、
基本は保険を掛けたハイブリッド運用が一番良さげかな?
とは言え、実は体験版終盤になるとスキルボードが解放され、
アクションを拡張する事が出来ます!
例えば回避が連続で出せるようになったり、ジャストガード成功時に
必殺の使用に必要なゲージを回復させたりなど。
ですので、初期は回避が弱い印象でしたが回避もそれなりに
使えるようにはなってきます。
そのほか、背後からのバックスタブや落下攻撃など様々。

ただ、砥石システムは微妙・・・
攻撃する度に切れ味が下がって攻撃力が落ちていくので、
小まめに砥石アクションで武器を修理しないといけません。
まぁ、道中なら良いんですがボス戦だとこれが邪魔して
余計に難易度上げているような気はしますね。

武器は2つまで持てるので切り替えである程度は対応出来るとは思いますが、
人によっては煩わしいシステムとなるんじゃないですかね。
砥石自体はモンハンで慣れていますし、
ちまちま隙をついて研いでって言う作業は嫌いではないですが。
難易度について
道中でもたまに出現する強敵相手だと普通にやられちゃいますね。
ボス戦は余裕で死にまくれました。
難易度はソウルライクって感じで決して緩くはなく
しっかり難しめの調整をしてきていると感じました。
それでも敵ごとの対策や慣れ、配置などを覚える事で
やられる頻度が減っていきましたし、個人的には良い感じ。
レベルアップについて
敵を倒した際やアイテムによって経験値ポイントを獲得出来ます。
死ぬと死んだ地点にロストしてしまい、その場に行って回収しないといけない
ダークソウルと同じ形式。
ステータスはHPやスタミナなど沢山の項目があって悩みますね。
とりあえずソウルライク準拠だししばらくは「生命力」に振るのがど安定なんでしょうけどね!
今のところ武器に必要なステータス値ってのがないのだけど、
もし、今後そういった武器も登場するのなら使用武器に合わせた
ステ振りも必要になってきそうですね。
しかし・・・最初は篝火ポイントでレベル上げ出来るんですけど、
何故か最初のボスを倒すと拠点となるホテルにいる
ソフィアさんに話しかけないとレベルアップ出来なくなります・・・
これ分かりづらいし不便すぎる!

武器について
武器は刄と柄のパーツで構成されており、
基礎的なステータスが刄にあたり、
どのステータスを参照するかが柄の部分になっています。


また、それぞれに必殺技が付いているので、
1つの武器で2つまで必殺技を発動させる事が出来ます。
必殺技は専用のゲージを消費しますがその分、強力でカッコ良い!
また、単なる攻撃技だけでなくバフ技も確認出来ました。
武器はホテルの鍛治屋で強化していく事も可能!

防具について
このゲームは防具は存在しますが、よく分からないアクセサリーのような
パーツしか存在しません。
ダークソウルとかなら、防具を変える事でステータスを調整するだけでなく、
外見も変えて楽しむ事が出来ましたが、そういった楽しみはないです。
ただ、衣装というアイテム自体はあるので、それで外見を変更して
楽しむことは可能!



豊富なアイテム
ダークソウルなどでもお馴染みの、即座に自決するアイテムや
篝火に戻るアイテム、注意を逸らすアイテムや火炎瓶などのような
攻撃アイテムなどなど。

序盤からプレイを盛り上げるたくさんのアイテムを取得できました。
さらに書物もそれなりあるっぽくて、しっかり読んでいく事で、
物語の背景や状況をより詳細に楽しむ事が出来そう。

また、オンライン要素があるのか調べてもイマイチ分からないのですが、
何やら助っ人を召喚するアイテムも拾う事が出来ました!

ボス戦について
ボス戦では、赤色に光るガード不能な攻撃を出してくる場合があります。
これはジャストガードのみで防ぐ事が出来ます。
最初のボスは一応回避行動でも避ける事が出来ましたが、
この時は、ジャストガードで防げるの知らなかったのでとにかく、
これが厄介で死にまくりました・・・
ジャストガードのチュートリアルがこれより後ですからね・・・
もっと早く教えてくれよと!
それから体力が半分切ると姿が変わったり攻撃パターンが変わり、
さらに強くなるので最後まで気が抜けずハラハラ!
最初の敵はモーションが大振りの割には動きに癖が強く、
個人的には強く感じましたね。
でもボス戦は好印象でとても楽しめました。
死んだ際に獲得していたレベルを上げたりするためのポイントですが、
ダークソウルではボス部屋の中に残りますが、
このゲームはリトライ時、ボス部屋の前にドロップしているので、そこは優しいと感じました。
序盤のステージはショートカットの解放をしていれば、
15秒くらいでボス前には辿り着けるので再挑戦によるストレスは特になし。
ただ、PS5でもリスポーンに20秒ほどと長めロードが入るのでこっちの方が辛い。

【プレイ動画】
◾️序盤〜最初のボス撃破まで
◾️ダイジェスト動画
余計な探索シーンは出来るだけ省き、様々なシーンを寄せ集めしたものです。
【ギャラリー集】









