2023年6月15日(木)、PS4/PS5にて
『レイルウェイ エンパイア2』・・・が発売されました!
Switch版も発売が予定されていますが、8月10日(木)ともう少し先。
ジャンルは鉄道経営シミュレーション。
同じく経営シミュレーションのトロピコシリーズでも有名な、
「Kalypso Media Japan」が販売しているゲームとなります。
前作はプレイした事がないのですが、
評判が良かったのと、ストラテジーや経営シミュレーション系の
ゲームが好きなため、今作で興味を持ちました。
経営シミュレーションの中でも、
鉄道が軸になっているため、様々な列車や機関車が登場します。
鉄道は全く詳しくないし、正直なところも好きでも嫌いでもなく・・・
って感じでして、それでも内容は面白そうなんですよね。
なので、鉄道に詳しくない自分でも楽しめるものなのか?
そう言った点も踏まえてご紹介出来たらと思います。
ただ、まだあまりプレイ出来ていないため、
今回はチュートリアルの範囲までの内容で記載します。
では、
『レイルウェイ エンパイア2』の評価やシステムを紹介します!
※本記事はPS5版での評価となります。
【良い点】
- 経営シミュレーションとしての内容が物凄く濃い
- 物流だけでなく人事管理や株の購入、債権の発行など経営要素満載
- カメラがほぼフリーに動かせるので自由な視点で景観を楽しめる
- 街を拡大すると沢山の人が行き来したり賑わっていて雰囲気ある
- 広大かつ自然豊かなマップに癒される(動物も存在)
- 線路を上手く敷いて如何に収益をアップさせるか考えるのが楽しい
- 研究ツリーの項目が多く、様々な要素を解放していくのが楽しい
- キャンペーンやシナリオ、サンドボックスにオンラインなど豊富なモード
- サンドボックス型なのでロードが発生する機会がほぼなく快適
- チュートリアルガイドのテキスト量や項目が多く親切
- 鉄道にあんまり興味がなくても純粋に経営・街発展要素を楽しめる
- 収益や需要供給など閲覧出来る詳細データが多いので分析好きな方には堪らない
- L2でのヒント表示が便利
- 時間の進行スピードを変更出来る
【悪い点】
- ○ボタンが決定
- チュートリアルモード(ガイドとはまた別)の内容が分かりづらい
- 覚える事が多く、線路の操作も慣れるまでは複雑なため序盤が大変
【前作との変更点】
全体的に操作周りはカジュアルになったらしいです。

【まとめ】
キャンペーンモードやシナリオモードなどがありますが、
チュートリアルモードが存在していたため、まずはそちらをプレイ!
全7項目で所要時間は計1時間でしょうか。
実際は結構悩まされるし覚える事が多いので数時間は掛かると思います(笑)
でも、チュートリアルをしておかないと間違いなく意味不だと思うので必須!
序盤は線路の敷き方から、分岐の仕方、
次第に都市間を線路で繋いで物流が動くようにして、
どのように収益を上げるのか?街を発展させていくのか?
そう言った超基礎的な事を学ぶ事が出来ます。
チュートリアルは微妙に痒いところに手が届かず、
要所要所、理解しづらいところがあったり不親切な部分もありましたが、
まぁ何とか全課程学びきる事が出来ました。
逆にガイドは親切なんですけどねぇ。

端的に言えば、
「都市と都市を線路で繋いで列車を使って物の売買をして儲けよう!」
そう言うゲームです。
ただ、線路を敷くにしても距離で費用が変わりますし、
場所によっては橋やトンネルが必要で、そう言った場合は
費用が跳ね上がるので、線路を細かく調整して費用を抑えたり、
あるいは費用無視で見た目に拘るか。
・・・などなど色々考えさせられて面白いと感じました。

都市と都市を繋いで路線を組んでは、
また別の都市と繋いで・・・と広大なマップを自由に使い
どんどん路線を拡大していくのも楽しめる要素。
狙った生産物が目的の都市に供給され始めるようになり、
思った通りの物流が機能し始める感じが堪りません!
鉄道には特別興味があるわけではないと言いましたが、
線路を自由に敷いて進路方向を調整したり、
他のシミュレーションでよくある道路の敷設と似たようなためか、
すんなりハマれました。
とは言え、様々な列車とか機関車を見ても「うぉー」っとまではならないですけどね(笑)
でも列車の走行音とか心地良かったりもします。
汽笛も結構鳴りますね。
もう少し遊べば列車本体にも興味が持てるようになるのだろうか。
グラフィックについては可も不可もなくって感じですね。
PS5でも特別綺麗とまでは言えないですが、全体的な描写は細かく、
そう言った意味では綺麗というか繊細と言うか悪くないです。
時間の概念については一応、昼と夕方っぽいのはありますが夜はなし。
また、俯瞰視点多用だと空模様が一切分からないので時間帯の違いを
感じることは一切ないです。
カメラワークについては、拡大縮小が多彩な段階で調整出来、
拡大MAX値に近くにつれて、平行視点、つまり実際にその場にいるかのような視点に
なるため没入感大。
逆に縮小する度に俯瞰視点になっていきます。
街中をゆっくり観察してり列車の後を追ったりと景観だけでもちょっとした旅行気分が味わえます。
列車は専用のカメラ機能を使えば自動追尾もしてくれます。


音響に関しても凝っています。
海の近くでは波音やカモメの鳴き声が聞こえてきたり、
場所によって適した環境音が細かく使い分けられています。
オプションではテキストのサイズを3段階で変更できることが可能!


他に便利な機能が、L2ボタンでのヒント表示!
これはL2を押すと画面中央にポインタが出現するのですが、
これを気になるアイコンやテキストに合わせる事で説明が表示されます。
かなり便利!

基本的な操作はホイールメニューなので
配置さえ覚えれば直感的な操作が出来て快適。
全体的なUIや操作感も悪くないです!

時間のスピード変更が分かりづらいのですがタッチパッドを
左右にスライドする事で操作可能。

次に経営要素ですね。
物流で収益をアップさせると街が発展していき、
建設出来る建物も増えていきます。
ホテルとか学校、図書館に整備施設など結構あります。
それぞれ何かしらの効果を持っており、ちゃんと意味があります。
それから都市ごとに需要供給ってのがあって、
この都市は肉の需要が高いのに供給が足りてなさすぎだから、
肉を生産している都市と路線を繋いで物流を通して・・・
と言った風に如何に都市を発展させるか考える楽しさがあります。
路線や収益、需要供給など確認出来るデータも多く
これらは収益のアップや改善の分析に大いに活用出来るため、
数字とにらめっこをするのが好きな方とか凄く楽しめるのではないでしょうか。

また、会社を運営することにもなるのですが、
列車を管理・操作するエンジニアやライバル会社からの妨害を防ぐための
警備員などいくつかの職種や役職が存在し、どの程度の人数をどのように割り当てるか
・・・などの人事管理も楽しめます。

さらに、ライバル会社の株をチャートを参考に購入したり、
株の購入数によっては吸収までも可能!
逆に自会社の債権を発行してお金を借入れる事も可能で、
本当にできる事が多すぎ!



時代設定としては、
1860年くらいの産業革命が舞台なので、
研究ツリーもそれ(年代)に合わせたような内容になっており、
開発が進んでいく度、
どんどん豊かになっていくようなオブジェクトが沢山用意されています。
こうやって世界は豊かになっていくんだな〜と体験する事が可能。


そして、鉄道メインで列車を走らせて楽しむだけと思いがちですが、
これでもか!と言わんばかりの経営要素盛り盛り。
鉄道に興味がなくても経営シミュレーションが好きなら十分にハマれると思います。
序盤は線路の敷き方や路線の設定で少し四苦八苦しますが、
分かってくると一気に楽しくなってきます。
オンラインでは協力して2~4人で楽しむことも可能で、
フレンドでない方やフレンドと一緒に遊ぶことも可能。

チュートリアルを終えたので、次はキャンペーンモードで
ストーリーを楽しみながらプレイスキルを磨いていこうと思います。
サンドボックスモードではひたすら街発展を自由に楽しむ事が出来るので、
こちらも遊んでみたいですね。
(追記)
キャンペーンモードにも挑戦してみました。
ゲームのコツやさらなるシステム詳細も紹介していますので、
ご参考までに!
【プレイ動画】
チュートリアルパート1
チュートリアルパート2
【ゲームモード】
チュートリアル
全7課程でゲームの基本的な事が学べます。

キャンペーン
プレイアブルキャラクターのもと、
ストーリーを体験しながら目標を目指すモード。
全5エピソードあるようで、1から順にクリアしないと次が解放されません。


シナリオ
こちらはミッションモードでどれだけライバルよりも目標に達するかを競います。
キャンペーンモードもありますが、こちらもランキング要素が存在!


フリーモード
サンドボックスと具体的にどのあたりが異なるかはまだ分かりません・・・


サンドボックスモード
ストーリーもミッションもなく、好きな地域で好きなように。
何事にも縛られず完全自由に楽しむためのモード。

【システム詳細】
線路の敷設
線路を敷くにはまず本体となる駅が必要!
都市や地方の近くにまずは駅を建設。


駅は最大で7本の線路を運用出来ます。
どの位置の線路を使用するか決めます。

このように2都市間の駅をそれぞれ繋ぐと物流を通すためのルートが完成!

ちなみに線路は高低を調整する事が可能。
下げるとトンネルになりますし、上げると橋が掛かりますが、
費用が上がるので注意!
これらを駆使することで、複数の路線による衝突を避けたり、
見た目に拘った敷設が可能。

路線の作成
最初、「線路の作成と路線の作成って何が違うの??」
・・・と思ったもの。
線路の作成が単に道だけ用意してあげるだけの作業。
でも、それだけでは列車がないので、線路の上を通るものがなく
意味がないですよね?
また、列車はあるとして、
「どこからどこまでの間を定ルートとして走らせるの?」
ってなりますよね。
なので、走らせる列車と運用目的、走行区間を決めるルールを
作成する必要があります。
これが路線の作成になります。
つまりよく「ダイヤの乱れのせいで遅れが〜」とか車内アナウンスが
流れると思いますが、
そのダイヤとほぼ同意と思ってもらえればと思います。





分岐器と路線変更器
◾️分岐器
1本の線路に対して、途中で線路を2つに分岐させるパーツ。
通常複数の列車を衝突させずに走行させるとなると2本の線路が必要ですよね?
でも分岐器を使えば1本の線路でそれが可能です。
最終的には駅付近で道が1本に合流しますから。

線路を分岐させたら上り下りといったかたちで明確な進行方向を決めて上げましょう。


◾️路線変更器
複数の線路間で自由にルートを選択出来るようにするもの。
列車はその時、最も効率の良い路線を走るようになります。
また、どの線路からも目的に到着出来るようにするメリットがあります。
さらに、分岐器と異なり、2本や4本など複数の線路を一まとめに出来ます!


列車のコンディションと故障
列車にはコンディションがあって、
状況が悪いほど故障しやすくなります。
したがって駅に整備施設を建てるのが王道!


また、安定して走行するには水や砂などが必要なため
途中で補給物資を自動供給出来る補給塔の設置も必要!
ちなみに砂は上り坂で撒いて車輪との間の摩擦力を上げてパワーを出すために必要らしい!

列車の最適な運用と研究
都市ごとの運行収支を見る事である程度傾向が確認出来ます。
画像の例だと、この都市では貨物の運搬による収益がほとんど。

1つの路線でスピードが早い列車と遅い列車は両立出来ません。
速度が違いすぎると1本の路線じゃダイヤが噛み合わなくなりますからね。
こういったパワーバランスの考慮も必要。

列車にはタイプによってステータスが存在し、それぞれ得意な運用目的があります。
なので、この都市では貨物運用に長けた列車を路線で使用する事で効率を上げる事が可能。

もし、適する列車がなければ研究で開発を試みてみましょう!
ダーウェントは「牽引力」が高めのため、物資の運搬に優れる。

都市の発展方法
各都市では項目ごとの需要供給が確認出来ます。
画像の例だと、一番左がその都市への供給量で右から二番目がその都市での需要。
つまり一番上の穀物で例えると、0.7の需要があるのに、
全く供給されていない事が分かります。
都市の発展には需要供給率を上げる必要があるため、
こういったボトルネックを改善していきましょう!
この場合、穀物を生産している都市や地方を見つけ
路線を確立すれば良いだけ。


木材も需要を満たせてないため、
木材を生産している都市に駅を建設し、
路線を作成しようとしているところです。

木材を供給するための路線。
穀物を供給するための路線。
2つが作成出来たので、各々の貨物列車が出発!

路線を作成し物流が供給され始めた事で穀物と木材の供給率が需要を超えました!

住民や需要供給も増加した事が分かります。


都市レベルが上がりました。
画面右上の都市名「サクラメント」の下のゲージが1本増加しています。
都市レベルが上がるとより多くの施設を建設出来るように!


客と貨物の乗り換え
各都市では、どこの都市または地方と路線が確立されているか確認出来ます。
下の画面だと、サクラメントはサンフランシスコとみしか路線が確立されていません。
「じゃあサンフランシスコのみにしか乗客や貨物は運べないのか?」
・・・運べます!

乗客だと都市かホテルのある地方でなら乗り換えを利用して
効率的な行動を起こします。
現実でも何本か電車を乗り換えないと目的地に到着出来ない事がありますが、
あれと同じです。
ちなみに都市はあらかじめホテルとしての機能を備えているため、
何も建設しなくても乗客の乗り換えや貨物の載せ替えが可能。




貨物の場合はホテルではなく倉庫の建設が必要!


【ギャラリー集】







