レインコード

シミュレーション レビュー

【超探偵事件簿 レインコード】発売☆ダンガンロンパの正当進化系、序盤から惹きつけられるストーリーが最高!

2023年6月30日(金)、Switchにて
超探偵事件簿 レインコード』・・・が発売されました!

ジャンルは「ダークファンタジー推理アクション」。

本作は、あの人気作『ダンガンロンパ』の製作陣が集結し開発されたゲームとなります。
そのため実質、後継作とも言えるのではないでしょうか。
推理による謎解きと事件の解決が本筋であるのは変わりませんが、
システム面ではダンガンロンパシリーズと色々異なるようです。

とくに本作では、探索要素が強化されており、
街中を自由に歩き回って調査を進めたり、
ある程度調査が進むと解放されるダンジョン探索もあったりします。

さらに、戦闘やスキルの概念もあって面白そう。

そんなわけで『超探偵事件簿 レインコード』の評価とシステム詳細をご紹介します!

【良い点】

  • ダンガンロンパが如く謎解きのしがいがあるストーリー(事件)が面白い
  • 探偵ランクと言うレベルのような概念とスキル取得による育成が楽しめる
  • ほぼフルボイス
  • 死に神ちゃんが可愛い
  • 様々な形式(ミニゲーム)での謎解き
  • スキル装備でアクションや謎解きなどプレイヤーの苦手な分野を補える
  • 調査出来るポイントはフォーカスしてくれるので気づきやすい
  • ファストトラベルが便利
  • サブエピソードによる主要キャラの掘り下げ

【悪い点】

  • 迷宮ダンジョンが1本道で探索要素がない
  • 迷宮ダンジョンでの戦闘時のロードが長め(20秒ほど)
  • 戦闘(デスマッチ)での攻撃の反応がワンテンポ遅い
    (気持ち早めに攻撃出さないと間に合わない)
  • デスマッチ中に解鍵を確認したいだけなのに画面表示させるとわざわざ解鍵の
    決定まで行わないといけなく若干煩わしい
  • ロードが長い(ファストトラベル約28秒、通常のマップ移動約13秒)
  • 調べれるオブジェクトがアクセス済かどうか分からない
    0章では調べたオブジェクトにはチェックマークが入ったのに・・・

【予約特典の小説について】

パッケージ版またはダウンロード版の予約特典として、
レインコード本編の前日譚が描かれている小説が手に入ります。
ブックカバーが付いているので書店で売っていてもおかしくないクオリティ。
見出しはカラー。
文章は1ページ15行くらいで全60ページほどのボリュームとなっています。
まだ読んでいませんが、特典としては豪華だと思います。

【まとめ】

とりあえず4時間程プレイしました!
ネタバレは一切なしなのでご安心を
まだ、0章ですが章のクライマックスって感じなのでようやく攻略出来そう。
全何章か分かりませんが結構ボリュームあるかもしれませんね。
(追記)→0章だけで7時間程掛かりました。

まず、これまで2Dイラストで展開されていたストーリーパートですが
本作では3Dとなっています。
立ち絵はこれまで通り2Dイラスト。
グラフィック部分については光源や床・机などの光沢感の表現が良く出来ているなと
思いました。
キャラグラフィックに関しては可も不可もなくSwitchだとこんなものかなと言った印象ですね。
ダンガンロンパ以上に合間にそこそこムービーシーンが挿入されているので、
これまで以上にストーリーに没入出来るかと。

ストーリーパートについて

ダンガンロンパに似たような展開で0章序盤は淡々と進むのですが、
中盤で大きく動き始め、「キターっ!」ってなってダンガンロンパ節が炸裂します。
そこから事件調査フェーズに入って、あちこち探索して解決の手掛かりを
集めていくことになります。
レインコードは舞台が雨の止まない街(カナイ区)なのですが、
0章ではまだ舞台はそこではなく向かう途中の列車の中になります。

本作の特徴として探索要素が強化されているらしく、
カナイ区を自由に探索出来るらしいのですが、
残念ながら列車の中ゆえまだ探索出来てません。

今のところ全体的な流れはダンガンロンパって感じです。
調査出来るオブジェクト沢山があって、アクセスする事で
ヒントを集めていく事になります。



0章からわりとパロディネタが入っています。
死に神ちゃんの変身シーンなんかもそうなんですが、
メチャクチャ見応えありますよ。
死に神ちゃんはこのゲームのヒロイン?的な立ち位置かと思いますが、
キャラが凄く立っているし言動がとにかく可愛い。

ダンジョンパートについて

ある程度調査が進むと迷宮ダンジョンが出現し、
ダンジョンで本格的な事件解決(謎解き)が始まります。
ダンガンロンパで言うところのクライマックスである学級裁判のようなものですね。

本作ではアクション要素も新導入されています。
敵とのエンカウント戦闘では、敵が放ってくる発言を
スティックで上手くかわしながら矛盾発言が来た時に
セットした適切な解鍵キーワードで斬って敵にダメージを与えていきます。
敵の矛盾発言には色が付いているので分かりやすいです。
「ここでとりあえず反論すれば良いのね」って感じで。
戦闘はリアルタイムですが、解鍵セットボタンを押す事で実質ポーズすることは可能なので、
焦らずじっくり考えながら謎解きする事は可能。



解鍵っていうのはこれまでの調査で入手した様々なヒントが
それぞれ鍵になったものです。



ちなみにジャスト回避やミスリード発言の攻撃要素もあります。
発言をギリギリで避けたり敵の関係ない発言などは斬り伏せることが出来、
上手く決めると後々の報酬にボーナスが付く模様。
ジャスト回避は特にシビアではく簡単な方だと思います。

正確にはアクションとは言っても、自由に動き回ったり攻撃したりではなく
ちょっとしたミニゲームに近い内容と言ったところ。



なお、戦闘が発生する場所は決まっており、
1迷宮3回くらいの頻度かなと思っております。
→0章をクリアまで進めるとそこそこありました。
少なくとも6回程は発生しました。

戦闘以外では、2択の部屋で正解ルートを選択したり、
トロッコに乗って3択をやらされたり、
危機一髪ゲームを模したキーワードの穴埋め問題など、
様々な形式で謎解きを楽しむことが出来ます。



まだ、全てがそうなのかは不明ですが0章の迷宮ダンジョンは
ひたすら真っ直ぐの1本道で要所要所、戦闘になったり他の部屋に移動したり、
イベントが入ったりなどします。
歩くパートも多いですが、その際、死に神ちゃんとの会話が基本発生するので、
全く苦ではないですね。

とりあえず、一般的なRPGのダンジョンのような作りではないです。

HPの概念があって間違った答えや戦闘で敵の発言に当たるとダメージを受けて、
ゲームオーバーになりますが、迷宮ダンジョンの最初から、もしくは
直近のリトライポイントから挑戦出来るので親切設計。

ダンガンロンパと比べると謎解きパートでのミニゲームがかなり増えている印象です。
おかげで色々なバリエーションで謎解きが楽しめるので楽しい。

育成要素について

調査出来る箇所はフォーカスされるようになっていて、
ストーリーに関係ないオブジェクトも調べる事が出来ます。
オブジェクトを調べる事で、経験値が入手でき探偵ランクつまりレベルのような
ものが上昇します。
ランクが上がるたびにスキルポイントが手に入るので、
それを使ってスキルツリーから自由にスキルを取得していく事が可能。

スキルは迷宮ダンジョン内での戦闘や謎解きパートを有利にするものがあります。
例えば、外れの回答を取り除いてくれたり、謎解きが苦手な方でもスキルを装備する事で有利に
進めれるような仕組みになっています。
ただ、コストの概念があるので、その範囲内でセットする必要がありますね。



ロードは戦闘時に掛かるくらいで、頻度は高くないし
その他は今のところロードが発生する場所が少ないので気になりません。
動作については特にカクついたりもなく及第点。
(追記)
1章からは本格的にカナイ区と言うメイン舞台での探索が始まります。
複数のエリアマップで構成されており、マップ移動もそれなりにあるため
ロードの長さがわりと辛いです。


結論としては、ほぼダンガンロンパですね。
新生ダンガンロンパと言いますか、
基本的な流れや迷宮ダンジョンでの様々な謎解きはダンガンロンパを汲んでいます。
ただ、それなりにイメチェンは成功しているので新鮮な感覚で楽しむ事が出来ます。
何より序盤からストーリーや雰囲気が抜群に面白いのでこの先も期待出来ますね。

なので、ダンガンロンパシリーズをやった事がある方ならば
スムーズに本作の仕様に馴染め且つ楽しめると思いますし、
新規の方でも新シリーズ1作目となるため入りやすくて良いタイミングかと思います。

【プレイ動画】

とりあえず0章のクリアまでを動画にしてみました。
ダンジョンパートだけ中盤を省いていますが。

本編開始(0章)part1

本編開始(0章)part2

本編開始(0章)part3

本編開始(0章)part4 迷宮ダンジョン攻略パート

本編開始(0章_完)part5

【システム詳細】

解鍵

調査の過程で入手したヒントが具現化したもの。
迷宮ダンジョン攻略時に必要となります。
また、いつでも解鍵を閲覧して事件の整理をするのにも使えます。

事件簿

ストーリーのあらすじが記載されていきます。
進行によって随時更新。

探偵ランク

探索時や調査パートでは様々なオブジェクトを調べる事ができ、
何かしら調べるたびに経験値が入ります。
経験値が溜まると探偵ランクが上がりスキルポイントを入手。
スキルポイントはスキルの習得に必要。
また、ランクアップ時にはスキルの装備コストとなる最大値(メモリー)も上昇。

能力

探偵ランクや各ステータス、セット中のスキル確認が可能。

人物紹介

ストーリーの進行で登場したキャラクターが記録されていきます。
進行によって更新されていきます。
紹介文だけでなくスペックや好き嫌いなども分かるので愛着が湧きますね。

大進撃 死に神ちゃん

QTEパートですね。
空から鉄球が降ってきたり壁が出現したりします。
オブジェクトによってキックやタックルなど対応方法が決まっており、
適したアクションボタンを押すだけ。
オブジェクトガ出現した時はスローになるので時間制限はあるものの
シビアではなく簡単でした。今後もっと難しくなってくる可能性はありますが。

超推理フィナーレ

犯人を最後に追い詰めるため、絵本調の画面にピースを嵌めながら
事件の一連を順に整理していくパートです。
ダンガンロンパシリーズでのクライマックス推理と同じですね。
楽しく絵本を見ながら事件の振り返りをし、犯人に決定打を与えましょう!

用語集

ストーリーで登場したキーワードが記録されていきます。
基本的に会話中でもメニュー画面が開けるので気になったらいつでも確認可能。
また、チュートリアルもいつでも見直し出来ます。

章クリア時のリザルト

各章ではアクション部分や推理パートでどれだけ活躍出来たかによって
細かく評価されています。
高スコアを取るほどランクアップしやすくなり、より沢山のスキルを覚えていく事が
出来るため有利に!

オプション

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