RPG レビュー

黎の軌跡Ⅱ #レビュー

今回は少々遅くなりましたが、先週発売された
黎の軌跡Ⅱ ・・・ の評価をしていきます。
とりあえず23時間程プレイしています。

【良い点】

  • 濃厚なストーリー
  • 作り込まれた街並み
  • 展開が進むごとに細かく変動し続ける変化する住人のセリフ
  • メルヒェンガルテンでの育成
  • ブラッシュアップされた戦闘
  • クラフトが強化可能に
  • 新たなストーリーの展開形式
  • 高速モードで快適プレイ(段階的な調整も可能)
  • 豊富かつ凝ったサブクエストの数々
  • フィールドの宝箱が近づくと自動認知されるようになった

【悪い点】

  • 新要素の尾行パートが面倒
  • 演出スキップをいい加減、常時化したい
  • 新要素のEXチェインがスキップ出来ない
  • 新要素であるメアのハッキングパートが微妙
  • メルヒェンガルテンでガチャを1回まわすのにやや時間がかかってテンポ✖️
  • 新要素のクロスチャージは使用キャラが勝手に変わるのでやや難あり

【まとめ】

前作となる「黎の軌跡Ⅰ」は軌跡シリーズ新規の方にもオススメしやすい作品でした。
ただ、本作は前作からの完全続編となるため、前作のメインメンバーが主体です。
ストーリーも前作を知ってる前提で知っていないと厳しいので、前作のプレイは
マストかなと。
ただ、前作ストーリーのダイジェストムービーが閲覧(5分程)出来たり、
章仕立てで各章3ページ程に簡易にまとめられた、過去作の振り返りも出来るため
今作からプレイする方でも最低限の知識は得られるように頑張ってくれてはいます。
人物紹介辞典や用語集もあります。

前作未プレイの方にも配慮されたあらすじ



ストーリーについてはネタバレ厳禁なゲームなので、ほぼ語りはしませんが
相変わらず面白いですね。ゲーム性もストーリーも土台が出来上がっているため、
いつも通りと言いますか、
ど安定の面白さがあります。
ただ、本作では「創の軌跡」のように1章の中でもチャプターで分かれており、
これまでにない初の展開形式になっており驚きですね。
これは賛否ありそうな感じですが、有り得なくはないですし面白いかなと。


個人的には本作ではプレイアブルキャラクターがかなり増えたのと、
メルヒェンガルテン(以下庭園)と呼ばれる育成用のランダムダンジョンが気に入ってますね。
今回は、いつものダンジョンやフィールドでひたすら戦うよりも、庭園を周回した方が
圧倒的に効率が良いような作りになっています。
シャードトークンと呼ばれるリソースを集めるとガチャ見たいなモノが回せて
衣装やアタッチメントが獲得出来たり、クォーツやその他アイテムにセピスと
非常に効率良く獲得することが出来るのです。

また、庭園は周回するごとに素材ドロップ率がアップするなど
ボーナスが発生するようになるので、ひたすら無心になって周回出来ます。
周回すればする程、美味しいと言いますか。

また、それまでに仲間になったメンバーで自由にパーティを組んでの攻略も楽しいですね。
ダンジョンの最奥ではボス戦と決まっているのですが、ボス戦が適正レベルの範囲だと
ボス戦並に強く歯ごたえがあるのも良いです。
本作は倍速モードがオプションで設定出来るのですが、最高倍率にすると
とんでもない速度で操作出来るので、この辺りも相まって非常に快適で
庭園での育成と相性が抜群です。

ボタン配置の変更が出来たり
倍速モードの調整が出来たりユーザビリティが良い



次にクラフトが強化出来るようになって育成要素が増えました。
キャラごとに専用の錬成石と言うのがあるのですが、これを使って
段階的に好きなクラフトの強化が出来ます。
消費CPが下がったりダメージやスタン値が上がったり、付加効果が上がったりと
どれから強化するか悩めます。



その他は、オーブメントにクォーツをセットしてステータスを上げたり、
好きなシャードスキルを発動出来るようにすると言ったベースの部分は変わってはいないです。

前作に引き続き、フィールドアクションモードとコマンドバトルモードがあるので
アクションまたはコマンド好きな方で戦うことが出来ます。
ただ、アクション時に敵をスタンさせてからシャード展開(コマンドバトルに移行)すると
全体ダメージが発生したりお得なので、
スタン→コマンドと言う二刀流プレイにはなるかと思います。
とは言え、小型のモンスター程度ならアクションだけで瞬殺出来ますし、
使い分けも必要にはなってきますね。

クイックアーツ

フィールドアクションではクイックアーツと言う新要素が追加されています。
しっかりEPを消費しますが、これまで通常攻撃しか出来なかったアクションモードに
アーツ使用の概念が加わった事で若干出来ることが増えましたね。
あくまでも物理耐性が強い敵用って感じではありますが。

クイックアーツ
クロスチャージ

クイックアーツに続きフィールドアクションでの新要素の一つ。
敵の攻撃をジャスト回避するとチェンジボタンが表示されるので
その間にボタンを押すと他の仲間に操作が変わり強力なチャージアタックを
してくれます。またしばらく攻撃力が強化されます。
非常に有難いし強力なのですが、使用する度に操作キャラが変わってしまうので
煩わしい部分も感じますね。

EXチェイン

それからEXチェインも新要素の一つです。
これはスタンした敵に対して、ブースト消費しながら攻撃(クラフト含む)することで、
スクラム(近くにいる)メンバーがクラフト追撃をしてくれます。
これがめちゃくちゃ強いです。
スタンしたからと言って、即スペシャルクラフト(必殺)をするよりもこっちの方が
コスパが良かったりします。
スタンを取った際の攻め手が増えた事で、これまで以上に戦略性は高くなりました。

新要素:尾行

ミニゲームのようなものでメインやサブでターゲットの後を
付ける尾行パートが、
たまに発生するのですが、トロトロ歩くのでテンポが悪く
じれったいですね。
難易度的には今時点では簡単だし、5分程で完了はしますが、
やはり尾行パートはあまり受けないような気がします。

新要素:メアのハッキング

時間制限内に敵の視界に貼らないようマス目で区切られた
フィールド上でメアを操作し、ゴールまで到達すると言うミニゲームです。
移動させるだけでなく途中で罠を仕掛ける必要があったり制限時間内に表示された
コマンドを入力するパターンもあります。
失敗すると最初からリスタートなのが怠いです。
こちらも今時点では大して難しくはないですが、そこまで面白くはなく
微妙
〜っと言った感じです。
フィールドにたまにセキュリティが掛かった宝箱があって、それの解除時や
メインストーリーパートで発生したりします。
ただ、発生頻度はまだ少ないですね。

釣りが復活

閃シリーズではお馴染みであった釣りですが、本作で復活しました。
ロッドやルアーなど随時良いものに取り替えながら、
様々な釣りポイントで釣りが楽しめます。
ミニゲームの内容もこれまでにない仕様になっています。
とは言え、ミニゲーム自体は特に面白いって感じではないですが、
やり込み要素の一つとして楽しめますね。

釣り
セブンハーツ

本作のミニゲームの一つです。
山札から一定枚数のカードが配られ2vs2で競うトランプゲームの
ようなものですね。
場にカードを出すごとにダメージが蓄積されていくのですが、
属性の概念に基づくので、もし火の属性カードが出たら
同じ火属性か水或いは上位属性(時・空・幻)が手札にないと
自分がそれまで蓄積されたダメージを受ける事になります。
こうやって、手札を出して隣の相手に攻撃をしていくゲームになります。
ダメージを受けるとその分手札が増えます。
誰かのHPが0になるか、山札がなくなった時点でゲーム終了となります。
最終的に残りHPと手札の枚数を足した数値が大きい順で勝敗が決まります。

手札に配られるのはたったの5枚で属性は全部で
7属性あるわけですから、
ちょっとでも属性が固まってしまうと場に出た属性への対応が難しいし、あまり
頭使っての逆転要素とかは薄い気がします。
少ないダメージなら敢えてダメージ受けて手札増やしてみたり、そう言う
戦略もハマったりするんでしょうかね、もしかして。
あまりやり込んでないのでもしかしたら、意外に奥深いのかもしれませんね。
ただ、終わる時はあっさり終わっちゃいます。
が、テンポは良いですね気軽に遊ぶには丁度良いかと。


メルヒェンガルテン(庭園)の詳細

ランダム生成ダンジョン。
複数の枝別れたしたルートが存在し、
ステージ毎のクリア時の報酬を確認しながら自由なルートを選択出来る。
報酬はセピスやクォーツ、装備など。

ステージのクリア条件は小型・大型の複数討伐やギミックの解除だが、
いずれも達成は簡単ですぐ終わる。
庭園はフロアごとに推奨レベルやクリアするごとのボーナス報酬が設定されている。
攻略中にシャードトークンと呼ばれる資源が手に入り、
これらはガチャのようなものを回すのに必要となる。

ガチャの景品には、衣装やアタッチメント、BGMに装備やクォーツなどが存在する。
景品にはそれぞれ抽選確率が設定されており、
ガチャを連続して回していくことで確率が上昇していく仕組み。
また、昇格演出もあって若干ソシャゲの様な部分も見受けれられる。
ガチャを回した回数に応じて満遍なくセピスが手に入るようになっており、
セピスの主な収入源になるかと思う。
ガチャには昇格演出もあって若干ソシャゲの様な部分も見受けれられる。
その他、装備の購入やクォーツの交換など一通りの装備まわりの更新も大抵、
庭園のメニューで完結出来る様になっている。

どのルートを進むかはプレイヤー次第
自由に報酬を選択出来る
ガチャのようなものだが、若干テンポが悪い
大量のセピスをゲット
最後に

割と新要素(遊び)が多く頑張ってはいますが個人的にはほとんどが
そこまで面白いものでもなく、蛇足になっている感は否めません。
とは言え、「創の軌跡」でもあったように好きなパーティを組んで
思う存分育成が出来る庭園は凄く気に入っています。
その他、ミニゲームではバスケでの1on1などもあったりします。
もう20時間は超えていますが、ようやく1章をクリアしたくらいで、
相変わらずボリューム凄いですね。
サブクエストも消化しながらだと、いつも通り100時間近くは
軽く掛かりそうです。

10月は中旬くらいまでは新作も少なく落ち着いているので、
今の内に遊びきりたいなと思います。

これまで通り料理の概念も勿論あり
お馴染みの川沿いの露店通り
建物内の作り込み相変わらず細かい

プレイ動画

冒頭ストーリー
新要素
倍速モード
3段階の倍速調整が出来るので徐々にスピード上げていってます

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